ことでん瓦町駅から徒歩8分。藤塚町に店を構える「Knocking kitchen(ノッキング キッチン)」は親子三代で楽しめるイタリアンレストランです。シェフ自ら生産者の元へ足を運び、選りすぐりの四国産の食材で作られた料理はどれも絶品。ランチタイムは「Knocking Babee(ノッキング ベイベー)」として野菜が主役のパスタが味わえます。
・三世代が楽しめるイタリアン「Knocking kitchen」
ことでん瓦町駅から徒歩8分。観光通りから南に入った県道160号の道沿いに店を構える「Knocking kitchen(ノッキングキッチン)」。長年営業していたコーヒー店の跡地を改装し、ライオン通の「アルベッキオ・ドゥオモ」で腕を振るっていた小川翼シェフが2021年の7月にオープンしたイタリアンレストランです。
キッチンから小気味よいリズムが響き、軽やかな手さばきで作られる料理が次々と客席に運ばれていく店内。陽気でエネルギッシュな空気に満ちた空間では、仲間や親子三世代で楽しい食事の時間が過ごせそう。
テーブル席の横の壁にはサッカーのユニフォームが飾られています。北海道出身の小川シェフは、学生時代にいまや強豪の青森山田高校でサッカー漬けの日々を送っていたそう。お店の暖簾(のれん)にチームカラーと同じ緑が使われているのも、リスペクトなのかもしれません。
・未来の食卓のためにレストランが今できること
故郷から遠く離れた四国に魅せられ、生産者の元へ足を運ぶことを大切にしている小川シェフ。食に携わる者として危惧(きぐ)しているのは、20年後の食卓から国産品が消えてしまうこと。今はまだ主流として使われていない次世代の食材を使うことで、生産者と一緒に未来の食文化を盛り上げていこうとしています。
日本のハマチ養殖発祥の地・東かがわ市引田で4代にわたりハマチ養殖業を営む服部水産の「100年はまち」を使ったメニューも並びます。上質な脂と引き締まった身のハマチは、カルパッチョにしても炭火焼きにしても絶品!令和5年度かがわ県産品コンクールで優秀賞を受賞した「百年はまちオイル漬け」は小川シェフの監修です。
・「Knocking Babe(ノッキング ベイベー)」で野菜が主役のランチを
ランチタイムは「Knocking Babe(ノッキング ベイベー)」として奥様の小川マミシェフが腕を振るいます。昼にしか食べられないパスタをお見逃しなく!
『週替わりAセット』1,500円
野菜中心のパスタランチが、週替わりで選べるとあって楽しみが膨らみます。基本のAセットはパスタにサラダ、スープ、ドリンク付き。パスタのみ単品の場合は1,100円です。
この日のトマトベースは『天空の太ネギとじゃがいもの香川本鷹アラビアータ』。標高の高い畑で採れた長ネギは甘みが強く、根元から葉先まで味わえるそう。幻のトウガラシと呼ばれる香川本鷹は辛みの中にフルーティーさを感じつつ、フレッシュなトマトと合わさってピリ辛ながらも幅広い人が食べやすいアラビアータです。
白カブのポタージュはカブの風味を楽しめるようシンプルな優しい味付け。サラダにかけられたドレッシングも自家製で、野菜本来の味を引き立てています。
『週替わりCセット』2,200円
一番人気のCセットは、パスタに温冷前菜の盛り付け、スープ、デザート(2種盛り)、ドリンクと野菜を満喫できるコース式のランチです。まずはベジファーストで前菜からいただきましょう。
前菜は旬の野菜を使った7〜8品が盛り付けられます。ポテトサラダのような鳴門金時とクリームチーズのルッサや、紅芯大根(こうしんだいこん)を揚げたフリットなど、一手間かかった品が一度に味わえるのがうれしいポイント。
この日のオイルベースは『まるまる農園のブロッコリーのプーリア風』。プーリア風とはブロッコリーをくたくたに煮詰め、やわらかくソース状にしたパスタのこと。細めのスパゲッティと絡んで、ブロッコリーのうま味をまるごと味わう一皿はくせになりそう。
食後のデザートまで抜かりなし!スイートポテトとパンナコッタは、体も心も喜ぶ野菜ランチの締めにふさわしい優しい甘さです。
週替わりのメニューは「Knocking Babe」のインスタグラムをチェック。パスタ以外が登場することもあり。➡︎公式Instagramはこちら
・高松の夜はイタロジャポネーゼで乾杯♪
『白いボロネーゼ自家製麺ラガーネ』1,450円
ディナータイムはオーナーの小川翼シェフによる、日本の食材を使った日本人好みのイタリアン“イタロジャポネーゼ”の魅力に浸って。
オープン当初から人気の『白いボロネーゼ自家製麺ラガーネ』は、塩と小麦粉のみでできた平打ちパスタと四万十ポークを白ワインで煮込んだ一皿です。子どもも一緒に食べられますよ。
写真提供:photo design knote
『熟成キタアカリのチーズオーブン焼き』900円
半年間熟成させて甘みが増したジャガイモ、キタアカリのフライドポテトを、チーズと一緒にオーブン焼きにした一品。ホクホクのジャガイモととろーり濃厚なチーズの風味がワインに合いそう♪
※写真提供:photo design knote
『四万十鶏の炭火焼き』2,200円
炭火の香ばしさをまとわせながら、黄金色になるまでじっくりと焼き上げた四万十鶏は、身はやわらかく皮はパリッと。ジューシーな肉汁が口の中に広がり、ビールがあれば間違いなし!
※写真提供:photo design knote
心のドアをノックして、食べる人と生産者をつなぐレストラン「Knocking kitchen(ノッキング キッチン)」。四国の食材を使った絶品イタリアンをご堪能あれ!
■詳細情報
■DATA
Knocking kitchen/Knocking Babe
- 所在地
- 香川県高松市藤塚町3-5-19
- 電話番号
- 087-897-8787
- 営業時間
- 月・水〜金曜
ランチ/11:00~14:00
ディナー/18:00~23:00
土曜
ランチ/休み
ディナー/18:00~23:00
日曜
ランチ/12:00~14:00
ディナー/17:00~23:00
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年11月20日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。