実は香川県は牡蠣の名産地。しかも総務省の家計調査によると、2022年には高松市が広島市を抜いて「牡蠣の消費額」が全国1位になったというほど食べるのも大好き。冬ならではの“牡蠣焼き”や食べ放題スポットをはじめ、街中でも食べられる牡蠣料理のお店をピックアップ!
※各店水揚げ量や仕入れ状況により提供期間・金額などが変更となる場合もあります
1.海鮮立呑 牡蠣スタンド<高松市>
●牡蠣の提供期間:通年
ことでん片原町駅から徒歩2分。片原町商店街から路地に少し入ったところにひっそり佇む「海鮮立呑 牡蠣スタンド」。駅近の立ち飲み屋ということもあり、仕事帰りのサラリーマンや飲み会の0次会にサクッと立ち寄るお客さんが多いそう。
北は北海道の網走から南は長崎県の五島列島まで、全国津々浦々の生牡蠣を年中食べることができます。
『生牡蠣食べ比べセット』※時価
中でも人気なのは、産地の違う牡蠣を生で食べ比べできるセット。季節や仕入れ状況によって変わりますが、岩手、宮城、大分、兵庫など豊洲市場から仕入れる新鮮な生食用の牡蠣が登場するのでお楽しみに。食べ方はレモンを絞っても、テーブルに用意されているポン酢をかけてもGOOD。生ならではの濃厚な牡蠣の風味を堪能できます。生牡蠣は単品注文も可能なので、気に入った味があれば個別に注文できますよ。
ほかにも、自家製タルタルソースでいただく『カキフライ』や『蒸し牡蠣』『牡蠣チャンジャ』など、ついついお酒が進みそうな豊富な牡蠣料理がそろっています。
店内はカウンターのみ。牡蠣以外にもマグロの刺身やあん肝ポン酢などのおつまみメニューも。2、30分程度で軽くつまんで行く人もいれば、2、3時間がっつり牡蠣を堪能していく人など利用の仕方はさまざま。牡蠣の仕入れ状況によってはなくなり次第店じまいすることもあるそうなので、確実に生牡蠣を味わいたい人は早めに来店を。
■DATA
海鮮立呑 牡蠣スタンド
- 所在地
- 香川県高松市片原町2−1
- 電話番号
- 087-821-2010
- 営業時間
- 17:00〜22:30(なくなり次第終了)
- ※2024年末は12月29日(日)まで、年始は1月7日(火)から営業
2.炉端焼き ごぼうのてっぺん<高松市>
●牡蠣提供期間:通年
片原町商店街からライオン通に入り南へ徒歩約1分の場所にある「炉端焼き ごぼうのてっぺん」は、街中で炉端焼きが楽しめるお店。大きな「炉」の字が描かれたのれんが目印です。
牡蠣をはじめとする、アワビ、サザエ、ハマグリ、ホタテ、アサリなどの豊富な貝類を通年味わうことができ、なんとお通しにもハマグリが登場。鍋に入った出汁(だし)にうま味が染み出しこれだけでもついお酒が進んでしまいそう。
『宮城県女川産カキ バケツ蒸し』1,800円
目の前の厨房で殻付きのまま日本酒で豪快に蒸され、うま味をギュッと閉じ込めた牡蠣の身は、まずは何もつけずにそのままパクリとどうぞ。濃厚な蒸し牡蠣をアテにぐいっと一杯…というのもオツですよ。
また、広島県産のカキフライや、忘新年会にもぴったりな飲み放題コースには三陸直送牡蠣の酒蒸しも付いてきます。
カウンター席では、目の前で貝が焼き上がる様子を見られて、ライブ感たっぷり!奥にはテーブル席もあるのでのんびり過ごしたい人にもおすすめです。日本酒はブランドを3種、季節などで変わる限定品が5種、牡蠣料理に合うもの、出汁に合うもの、炭火焼きに合うものなどユニークな品ぞろえ。訪れるたびに変わるラインアップも楽しみですね。
■DATA
3.粋な海鮮酒場 ものっそ<高松市>
●牡蠣の提供期間:通年
ことでん瓦町駅から徒歩4分の「粋な海鮮酒場 ものっそ」は、讃岐弁で「ものすごい」を意味する「ものっそ」が店名の由来。“ものっそ楽しい、ものっそうまい”をテーマに、全国からその土地ごとの旬の食材を仕入れ、貝・魚料理と日本酒、地酒を楽しめる海鮮居酒屋です。
貝は1年を通して8種類以上をスタンバイ。刺身にはホタテやサザエ、赤貝、酒蒸しに牡蠣、アサリ、白ハマグリ、そのほか鹿児島県産の月日貝(つきひがい)など季節限定の貝が登場することもあるのでお見逃しなく!
『名物 貝!貝!貝!の豪快蒸し』4人前・2,178円、2人前・1,628円
鮮度抜群の牡蠣、白ハマグリ、アサリの3種を、その名の通り豪快に蒸し上げた同店の名物。水と酒だけで蒸しているため、貝のエキスがたっぷり入った出汁(だし)は滋味深く、そのままスープとして飲んでもいいですが、ぜひ試してもらいたいのは〆の雑炊またはラーメン!
スープをしっかり吸った雑炊、麺に絡む貝のうま味はまた格別ですよ(オプション1人前・418円)。
『焼き牡蠣三種』
焼き牡蠣・418円、チーズ焼き牡蠣/ガーリックマヨ牡蠣・各495円
焼き牡蠣を3種食べ比べできるこちら。牡蠣そのものの味を楽しめるのはもちろん、炙ったチーズの香りが食欲をそそる「チーズ焼き牡蠣」、ガツンと食べ応えのある「ガーリックマヨ牡蠣」と飽きのこないさまざまな味わいを楽しめます。
牡蠣は基本的には広島県産、その時々によって宮城、三重などから仕入れているそう。今シーズンの牡蠣は身が大きいものや小ぶりでもふっくらとしていて、塩味が弱いのが特徴。その年や時季によって違う牡蠣の風味を味わうのも楽しいですよ。
また、リピーターから人気の『しじみ汁』は無料。しかもおかわりOKというから驚きです。お酒を飲む人も飲まない人も、ほっこりとした味わいにお腹も心も癒やされますよ。
2階席にはドリンクバーが用意されていて、コース注文の団体客に限り利用が可能。ビールサーバーに焼酎、酎ハイ、日本酒、ソフトドリンクなど好きな飲み物を選べます。
日本酒は2023年12月現在、フレッシュな搾りたての新酒が登場しているそう。牡蠣料理には牡蠣の風味を生かす、新酒の辛口がおすすめとのことなので日本酒好きの人はぜひ♪
■DATA
4.かき焼き わたなべ<さぬき市>
●牡蠣提供期間:11月〜3月予定
JR志度駅から徒歩10分、高松市中心部から車で約30分。香川の牡蠣焼きといえば外せないのがこちらの「かき焼き わたなべ」。牡蠣の養殖業を始めて約60年以上、牡蠣小屋は30年近くにもなる老舗で、シーズンが始まると同時に平日、休日問わず県内外から多くの人が訪れる人気のお店です。
今シーズンの牡蠣は暖冬やエイ、チヌによる食害で、例年に比べて3分の2程度と水揚げ量が減ってしまったそうですが、身は大きく食べ応え◎。自ら養殖も行っているので新鮮な牡蠣をいただけるのが魅力です。
『かき焼き食べ放題(120分・終了30分前LO)』3,700円、小学生1,800円、幼児無料
食べ放題は1人20〜30個ほどの牡蠣を50cm四方のカゴに盛って提供。食べられる分だけ鉄板に乗せたら、火傷に気を付けながら自分で焼き上げます。焼き牡蠣を鉄板の上に5個以上残してしまうと追加料金が発生するため量は計画的に!生牡蠣は残しても大丈夫ですよ。2時間制ですが30分や1時間など、少しの間だけ牡蠣焼きを楽しみたいという人にも柔軟に対応してくれるので安心です。
こちらの食べ放題は牡蠣ご飯と味噌汁付き。おかわり牡蠣ご飯が350円、味噌汁は250円と有料ですが大盛りはなんと無料。さらにトッピングと食料の持ち込みOKという自由度の高さも好評です。
食料は肉や野菜などを好きに鉄板で焼くことができ、中にはサツマイモをアルミホイルで巻いて焼き芋を楽しむお客さんもいるそう。牡蠣が苦手な人や子どもも楽しめるよう、牡蠣以外のサイドメニューもそろっているので、みんなで食事を楽しむことができますよ。
備え付けの調味料も豊富でバジルソースやキムチの素、オリーブオイル、ピザソースなど組み合わせが6,700万通りもあるほど。いくら食べても飽きないなんて“牡蠣好き”にはうれしい悩みです。
平日のランチタイムにのみ登場する『カキフライ定食』(1,300円)も人気ですが、限定15食ということもあり予約必須。テイクアウトで牡蠣の煮付けと牡蠣ご飯が付く『カキフライ弁当』(1,200円)は10食限定なのでこちらも早めに予約を。
基本的に飛び込みOKですが、予約しておくのが安心です。人気店のため年内は予約がいっぱいとのことですが、まずは電話で問い合わせを。予約は電話、店頭どちらでも受け付けています。
■DATA
かき焼き わたなべ
- 所在地
- 香川県さぬき市志度5382-47
- 電話番号
- 087-894-8676
- 営業時間
- 月・水〜金曜/12:00〜15:00、17:00〜22:00
土・日曜、祝日/11:00〜22:00
※11月〜3月の冬季のみ営業 - ※毎年12月29日〜1月3日の年末年始は休業