香川県の“楽しい”をチョイスする地域情報サイト TANOSU - kagawa [タノス香川]
2024.3.23
1,031 views

【さぬき】「Cafe ゆるりと。」海を望むブックカフェでランチ&スイーツ。心温まるひとときを

さぬき市津田町の高台にある「Cafe ゆるりと。」は、ジャンル豊富な書籍とパスタやリゾットランチ、手作りスイーツが楽しめるカフェ。海を眺めながら食事したり、数ある本から気になる一冊を広げてお茶したり、ソファ席でまったりしたり。心温まるひとときを過ごせます。ランチに付くドリンクと、プラス料金で選べるデザートはそれぞれ選択肢が豊富なのも必見です!

・「Cafe ゆるりと。」は時間を忘れる癒やしスポット

さぬき市の津田町と大川町をつなぐ富田中津田線(県道133号線)沿いにある「Cafe ゆるりと。」は、緑の中に佇むアットホームな癒やしカフェ。白砂青松の景勝地「津田の松原海水浴場」へは車で約3分という近さです。

各テーブルとの間には、パーテーションとしての役割も担う本棚が設置され、どの席でも落ち着ける空間。中でも大きな窓から絶景を楽しめるカウンター席は、一人でのんびりしたい時の特等席です。

高台に位置しているので、津田の海が遠くに望めます。和朝食が人気の「暮らし商店 ごんべや」やカレー店「HAGI」など、津田エリアににぎわう新進気鋭店とも交流がある同店。ちなみに、津田の松原海水浴場から徒歩すぐの「ポルトピッツァ」は、立ち上げのリノベーション作業から店主が携わっています。「さぬき市津田地区まちづくり協議会」理事も務める店主は、津田エリアの活性化を考えつつ、忙しく活躍中。


・ブックカフェ要素もある本の数々

元はイタリアンレストラン「ラ・フレスカ」(現・東かがわ市)の初代でしたが、ブックカフェ「ゆるりと。」へと進化してから8年以上続く同店。内装のDIYもこなすご主人自らによって何度も改装が行われ、より居心地の良い空間へとアップデートしています。2024年には、内向きのカウンター席があったエリアに厨房を拡張。書店を彷彿とさせるブックコーナーも新設されました。

店主の好みである歴史、インテリア、エクステリア、料理、 木工などを中心にジャンルを問わずさまざまな書籍が置かれていて、さながら図書館のよう。普段読まないような本も、試しに手に取ってみたら意外とハマるかも?

横並びに座れるソファで、仲の良い友人や家族と時間を忘れてのんびりカフェタイムを過ごすのもおすすめ。ついつい長居したくなる雰囲気です。

パスタとリゾットなどのイタリアンランチ

『海の幸の焼きリゾット』1,520円

スープ、サラダ、ドリンク付きのランチは、パスタやリゾットなど約6種類がスタンバイ。香川県産の米を使用したリゾットは『牛すじ肉のトマト煮込みリゾット』(1,400円)、『海の幸のクリームリゾット』(1,520円)のほか、『カレーリゾット』も登場予定。それぞれ焼きリゾット(+100円)も選べます。

『海の幸の焼きリゾット』は『海の幸のクリームリゾット』をオーブンで焼いたもの。濃厚なクリームと、シーフードのうま味、焦がしチーズの香ばしさがたまりません。オーダーが入ってからリゾットを作り、その後オーブンで焼くので提供時間が多少かかりますが、その分できたてのおいしさを味わえますよ。

『和牛のボロネーゼ 生パスタ』1,400円

モチモチ食感の生パスタに、しっかり煮込まれたソースが絡む『和牛のボロネーゼ 生パスタ』は定番メニュー。塊肉を手切りした、大きめサイズの和牛がゴロゴロ入っていて満足度が高いです。

ほんのりスパイスを感じつつ優しい味わいなので、親しみやすい一品。やわらかく煮込まれた和牛のうま味が口いっぱいに広がります。もっちり食感のフォカッチャが添えられているのもうれしいポイント。
同店ではテイクアウトの対応はしていませんが、三木町にある地域密着型のプチ複合施設「IDO MALL(井戸モール)」内のマルシェで、フードメニューやスイーツなどを不定期販売中。訪れた際に探してみて。



手作りスイーツでのんびりカフェタイム

スイーツメニューは『ガトーショコラ』『ドライフルーツケーキ』『アイスクリーム』(各種500円)といったスタンダードなものから、旬の素材を使用した季節限定品など、タイミングによって種類は前後しますが6種類ほどから選べます。スイーツとトーストメニューは開店時間からラストまでオーダーOK。単品提供はしていませんが、ドリンクとセットで100円引きに。

『リンゴのスパイスケーキ』500円

リンゴやキンカン、ネーブル、イチゴなど、時季のフルーツを箱買いしてジャムやコンポートなどを仕込むことが多いご主人。それらを使用した手作りスイーツの数々も見逃せません。『リンゴのスパイスケーキ』はパウンドケーキタイプの焼き菓子。しっとりとした生地から、ほんのりシナモンとショウガの華やかさ、リンゴの食感と風味がふわっと鼻に抜けます。きび砂糖によるまろやかな甘さも特徴。

『ティラミス』600円

初代「ラ・フレスカ」時代からずっと提供している『ティラミス』は、マシンから抽出するエスプレッソを使用した本格派。程よい甘さのマスカルポーネクリームとスポンジが同時にスッと溶けるふわふわエアリーなテクスチャで、もう一皿食べたくなる儚(はかな)さ。
ご主人は素朴なお菓子が好きということもあって、できるだけシンプルに素材の味を楽しめるものを作られています。ランチを注文すると、手頃な値段でデザートをプラス可能。しかもメニューが絞られておらず、当日あるバリエーションのすべてから選べるのがうれしいところ!スイーツ好きな人は必見です。

『レモンスカッシュ』600円

地元のレモンを漬け込んだ自家製『レモンスカッシュ』は甘過ぎず、レモンの良い苦みがふわっと感じられるのでスッキリしたい時にぴったり。『ゆず蜜ジンジャー』や『ミックスジュース』(各600円)なども気になります。コーヒーなども含め、ドリンクメニューは20種類以上。たっぷりサイズのコーヒー『マグカップブレンド』(600円)でゆったり長居するのもおすすめ。

屋号の「ゆるりと。」は“ゆっくりしてね”という意味もありますが、“ゆっくりしたいな”というご主人の願い(?)も込められているそう。ゆくゆくは、店主夫妻ものんびり気負いせず続けられるような、喫茶店スタイルへと変化していくかもしれないので、それもまた楽しみですね。奥さまの優しい接客も心地よく、至る所に温かみを感じられる「ゆるりと。」は、いつまでも続いてほしい癒やしカフェです。

■詳細情報

■DATA

Cafe ゆるりと。

所在地
香川県さぬき市津田町津田418-2
電話番号
087-949-1515
営業時間
11:00〜17:00(L.O.16:30)
ランチ/11:00〜15:00
予約不可

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年2月26日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

この記事をお気に入りに保存する
TOP