2023年10月12日「Bar&Patisserie Un petit pas(バー&パティスリー アンプティパ)」が高松市鍛冶屋町にオープン。パティシエ、バリスタ、バーテンダーを経験した店主ならではの、香りを意識したスイーツやオリジナルカクテルが魅力のお店です。コーヒーとケーキでカフェ利用するもよし、お酒だけを楽しむもよし。夜カフェとしても使い勝手良し。バリエーション豊富な焼き菓子はギフトにピッタリです♪
・「Bar&Patisserie Un petit pas(バー&パティスリー アンプティパ)」
丸亀町商店街から路地に少し入る高松市鍛冶屋町の「Bar&Patisserie Un petit pas(バー&パティスリー アンプティパ)」は、2023年10月12日にオープンしたアルコールとスイーツが楽しめるお店。
複合商業施設「丸亀町グリーン」のすぐ北西にあるテナントビルの、中央通路を奥に進むと左手にあります。
屋号の「Un petit pas(アンプティパ)」はフランス語で“小さな一歩”を意味する言葉。このせわしない社会で日々活力を失い歩みを止める人々が、明日への“小さな一歩”を踏み出す力と、勇気を養えるお店を作りたいと考え名付けたと店主は話します。勇ましい大ライオンと、それを目標にする小ライオンがお店の看板になっているので、入店時にチェックしてみて。
シックで落ち着いた店内にはカウンター7席と2人掛けテーブル席が一つ、奥にあるソファ席はグループ利用にぴったり。17:00以降に店内利用するとチャージ料770円とサービス料10%がかかりますが、開店時間の14:00から16:59までの間に入店すると不要。そして17:00以降に入店してもテイクアウト品を購入するとサービス料がかからないという、うれしい“サービス”も。
お酒とスイーツを一緒に楽しんでもらうことをコンセプトにしたお店には、さまざまな種類のお酒が並びます。パティシエ、バリスタ、バーテンダーを経験した店主が独自の観点で織りなす、香りにフォーカスしたスイーツとドリンクの数々。シーズンごとに変化するスイーツとともに、オリジナルカクテルも様変わりします。夜カフェとしても使い勝手のいいお店。
バーとしては珍しく、生ケーキのショーケースが迎えてくれます。時期によって種類は異なりますが、6〜9種類がスタンバイ。そのうち5種類はテイクアウトもOKです。ショートケーキは旬のフルーツを使用し、香川県オリジナル品種のイチゴ「さぬきひめ」、金柑とオールスパイス、ラフランスとショウガなど、気になる組み合わせばかり。当日どんな種類が並んでいるのかワクワクしますね♪
焼き菓子のバリエーションもかなり豊富。自分のおやつ用に買ったり、手土産用にしてみたり。ちょこっとお得な『アンプティパのお試しセット』(850円)もありますよ。
・洗練された空間で楽しむスイーツ
ケーキをテイクアウトするのも良いですが、バーの空間でスイーツを味わうのがこのお店の醍醐味。相性のいいアルコールとともにちょっと大人なスイーツタイムを楽しんでみてはいかが。
『ティラミス』700円
イートイン限定の『ティラミス』は、世界中で愛されているイタリアの本格エスプレッソマシン「LA CIMBALI (ラ・チンバリ)」で抽出した、香り豊かなエスプレッソをスポンジにたっぷり染み込ませています。
マスカルポーネチーズクリームはエアリーで軽い口当たり。お酒とのペアリングも考慮し、全体的に甘さは控えめ。爽やかなラズベリーソースと無糖の生クリームを一緒に召し上がれ。ウイスキーやブランデーなどのブラウンスピリッツとの相性は◎。
『ルージュ』700円
フィナンシェの型で焼いたサクサク食感のタルトに、フランス語でグリオットとも呼ばれるサクランボが2つ、ちょこん。同店のスイーツの中でも1番人気の『ルージュ』は、そのキュートなビジュアルに手が伸びること必至です。
実はサクランボの部分は果実ではなく、ホワイトチョコレートでコーティングしたグリオットムース。ムースのセンターには、なんとバルサミコ酢のソースが仕込まれています。酸味がしっかり効いていますがブドウ由来の酢なので、調和の取れた仕上がり。スイーツとコーヒーをペアリングするのもおすすめです。コーヒー豆は、エスプレッソの本場イタリアのバールで80年以上愛される老舗「MILANI(ミラーニ)」の“Gran Bar(グランバール)”を使用。苦みと酸味のバランスがいい深煎(い)りブレンド豆で、エスプレッソはもちろんアメリカーノやカフェラテ、カフェモカなども選べます。
・アルコールと焼き菓子でバータイムを満喫
『バナナビネガーとパインのガスパチョカクテル』1,430円
アルコールもオールタイム提供しているので、昼下がりからバーの雰囲気を満喫できます。こちらのカクテルは、リンゴ酢にバナナを漬け込んだ自家製ビネガーのフルーティーな酸味とパインの華やかな風味、そしてスペインやポルトガルの郷土料理であるガスパチョをイメージしたトマト感がユニークな一杯。見た目は黄色なのになぜトマト味かというと、フレッシュトマトを加熱し、赤色を分離させて透明なエキスだけを抽出しているから。手の込んだギミックが満載です。仕上げのオリーブオイルとディルがまた香りのアクセントに。
フルーツカクテルはケーキと同じく、イチゴやメロンなど旬のフルーツを使用します。モクテル(ノンアルコールカクテル)やソフトドリンクもそろっているので、お酒が苦手な人にもうれしいですね♪
『イチローズモルト モルト&グレーン ソーダ割り』1,100円
このハイボールは、埼玉県秩父市に蒸留所を構える「ベンチャーウイスキー」の『イチローズモルト』を使用しています。近年ウイスキーファンから高い評価を得ている、高品質な国産ウイスキー。もちろんソーダ割り以外の飲み方もリクエストできるので、水割りやロックなど、好きなスタイルで楽しんでみて。
焼き菓子もできる限り添加物を使わず、素材の風味を存分に味わえるものばかり。数ある種類の中でも、店主のオススメを4品紹介します。
『マドレーヌ ローズ&ラズベリー 』260円
ローズとラズベリーの風味をプラスしたマドレーヌは、非常にしっとりとした生地からローズの華やかさとラズベリーのフルーティー感が現れ、ほんのり塩気がアクセントになっています。春限定で『桜&ストロベリー』(260円)も登場していました。
『サブレ・山椒』160円
サクサクと軽い食感のサブレに、山椒のしびれ感が軽く感じられる『サブレ・山椒』は、フワッと香る山椒の風味も上品ながら、余韻が残ります。こちらも塩気が引き締め役。
『ウィークエンド シトロン』350円
パウンドケーキの『ウィークエンド シトロン』は、キメが細かくしっとりとした生地に、レモンの酸味とベルガモットリキュールの香りが際立つ一品。
『メレンゲ・フラワー』160円
リースのようなビジュアルがかわいい『メレンゲ・フラワー』は、サクッフワッ食感にフローラルな香りをまとった焼きメレンゲ菓子。お酒とのペアリングも◎。
『詰め合わせギフト L』3,200円
焼き菓子の詰め合わせBOXは、マドレーヌ5個入りやサブレ8枚入りなどのほか、S〜Lの3サイズから選べる詰め合わせなど、サイズがいろいろ選べるので手土産などのギフトに使い勝手がいいです。
『サブレ各種』160円
サブレシリーズは約8種類がスタンバイ。シンプルに味わえるバニラやショコラだけでなく、ゴルゴンゾーラや山椒、ノワゼットなどはお酒のおつまみにもぴったり。
「Bar&Patisserie Un petit pas(バー&パティスリー アンプティパ)」は、スイーツとアルコールの両方を楽しめるお店。夜はバーの雰囲気を楽しみつつ、昼にカフェ利用で訪れるのもおすすめです。
■詳細情報
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年5月9日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。