ことでん片原町駅から徒歩約9分、丸亀町商店街と中央通りの間、高松市美術館南入り口のすぐ目の前に、ランチタイムから炭火で焼きたての焼き魚が味わえる「季節料理どちらいか」があります。羽釜で炊かれた白ご飯と焼き魚という和食の定番ともいえる具み合わせの贅沢定食はいかがですか。
・和みのランチ処「季節料理どちらいか」
オフィスビルや商業施設がひしめく高松市の中心街・鍛冶屋町に、瀬戸内の鮮魚に特化したランチが人気の和食処「季節料理どちらいか」はあります。美術館南通り沿い、高松市美術館の南入り口を出ると正面に見えるビルの半地下部分が入り口です。
店内には間仕切りでプライベート空間が保たれたテーブル席と一人利用にもピッタリなカウンター席があります。炭焼きの囲炉裏(いろり)や羽釜などが目の前に並ぶカウンター席も和食処ならではの醍醐味が味わえる席としておすすめです。
料理を担当する店主の西野さんは、長きに渡り和食の世界で経験を積んだ板前でもあります。店名の“どちらいか”は、出身である徳島の方言で「どういたしまして」の意味で、柔らかい響きと懐の深さを感じる意味合いがお店の雰囲気にピッタリです。
・目にも美しい瀬戸内鮮魚の昼定食
『海鮮ちらし定食』1,300円
1日限定5食の『海鮮ちらし定食』は、メインの海鮮丼に小鉢・みそ汁・香の物がセットで付いて、満足感のあるボリューム。確実に食べたい人は、電話での予約がベターです。
毎朝、店主が自ら市場で目利きした鮮魚が約7〜8種盛られた丼は目にもおいしく豪華絢爛(けんらん)。取材時はカツオ・コノシロ・ホタテ・スズキ・マダイ・シマアジ・サーモン・マナガツオに香川のブランド魚・オリーブハマチが酢飯の上に美しく並んでいました。たまにはお昼からこんな贅沢もアリですよね。
『お刺身盛り合わせ定食』1,500円
丼ではなく刺身として新鮮な魚をじっくり味わいたい人は『お刺身盛り合わせ定食』がおすすめ。刺身盛り合わせのほか、白米と小鉢が2品、みそ汁に香の物がセットになった定食です。お店自慢の白米と刺身の相性の良さを堪能できる一品です。
ご飯はすべて羽釜で炊かれたものを提供するというこだわりようで、炊きたての白米はみずみずしく、食べ終わる頃までツヤツヤ感が残る芸術的なルックス。米の一粒一粒が立っていて、外側のハリ感と本来の甘みをかみしめるほどに感じられますよ。
・炭火で焼く焼き魚が絶品
鮮魚な刺身のほかに焼き魚にも注目を。注文が入ってから一切れずつ串刺しにした大ぶりな魚の切り身を炭火で丁寧に焼き上げます。余分な油や水分を落とし、うま味だけが凝縮された焼き魚は絶品。炭火で調理した焼き魚と羽釜で炊いたご飯、同店のランチが人気であり続ける理由がここにあります。
『焼魚定食(サバの塩焼き)』1,200円
「一番人気はサバの塩焼きですね」と店主。切り分けた状態で約200gの大ぶりなサバは、半身ほどありそうなサイズ感です。箸を入れると肉厚でジューシーなプリプリの白身がお目見え。羽釜の炊きたてご飯との相性も言うまでもなく◎。そのほか小鉢・みそ汁・香の物が付け合わせの満足セットです。
『焼魚定食(鮭の塩焼き)』1,200円
朝食のイメージが強いサケの塩焼きも、炭火で焼きたてのものとなると一味も二味も違って箸が止まらなくなる味わいで、昼にもぴったり。サバの塩焼きに負けず劣らず、多く注文されるそう。表面をパリッと焼き上げ、内側には潤いを閉じ込めた絶妙な焼き加減のサケの切り身は、できるだけ熱々のうちにいただくのをおすすめします。
『日替わり定食』1,100円〜
取材時の献立は『サワラの西京味噌(さいきょうみそ)焼き』で、こちらも根強いファンを持つメニュー。店内で漬け込んだサワラの切り身は、うま味がいっそう凝縮されプリッとした弾力のある食べ応えに。日替わりのため出合ったらついオーダーしたくなる一品ですね。そのほかの日替わりメニューではブリの塩焼きも注文が集中するそう。
厳選した米を羽釜で炊いた白ご飯と、目利きした瀬戸内の鮮魚、炭火でじっくり焼き上げた魚。基本をしっかり抑えた和食の数々は、シンプルゆえに丁寧な仕事ぶりが際立ちます。街中の和食処「季節料理どちらいか」で、ゆったり大人の贅沢ランチを堪能して。18:00からはディナーも利用できますよ。
■詳細情報
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年11月6日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。