グラタンの調理工程は「具材を加熱し味を付け、ホワイトソースを加え、チーズをのせて焼く」とシンプル。具材を変えればアレンジは無限大!冷蔵庫の余った野菜たちがごちそうに生まれ変わります。ホワイトソースの作り方も簡単なので、秋と冬の食材をおいしくいただきましょう。
グラタンを焼くポイント
具材には火が通っているので、チーズに焼き色が付けばOK。オーブントースター、オーブンレンジ、魚焼きグリルなど使い慣れた調理機器を使用し、強火でサッと焼きましょう。チーズをのせたらラップをかけて冷蔵しておくと作り置きに。夜は焼くだけで夕食ができ上がります。
1.みんな大好き♪鶏肉とマカロニのグラタン
フライパン一つでホワイトソースも作ってしまいましょう。牛乳とチーズにもタンパク質が含まれるため、メインの鶏肉は適量を使用します。
■材料(1人分)
・鶏もも肉………………30g
・玉ネギ…………………中1/4個
・ニンジン………………2cm
・ホウレン草……………1茎
・マカロニ(乾燥)……20g
・バター……………………大さじ1
・◇薄力粉………………大さじ1
・◇洋風だし(顆粒)……小さじ1/4
・牛乳…………………………1/2カップ
・塩こしょう………………少々
・ナツメグ…………………あれば少々
・ピザ用チーズ…………大さじ1と1/2
■作り方
1.鶏肉はひと口大に切る。玉ネギは1~2cmの角切りに、ニンジンは5mmの厚さのいちょう切りに、ホウレン草は3cm幅に切る。
2.マカロニは袋の表示通りにゆでてザルにとる。
3.フライパンを中火にかけてバターを引き、[1]の鶏肉を炒める。火が通ったら玉ネギ、ニンジンを加えてさらに炒める。
4.火を弱めて◇を振りかけ、木ベラで混ぜながら牛乳を少しずつ加えて溶きのばす。
5.[2]と[1]のホウレン草を加えて混ぜ、塩こしょう、ナツメグで味と風味を調える。
6.器に盛り、ピザ用チーズをかけて焼き色が付くまで焼いたらでき上がり。
【栄養CHECK】(1人分)
・カロリー……395kcal
・カルシウム…32mg
2.じゃがいもと鱈(たら)のグラタン
ジャガイモを薄く美しく切るのがポイントです。白身魚とホワイトソースの優しい味わいにほっこりしますよ。
■材料(1人分)
・ジャガイモ…………中1個
・タラ……………………30g
・塩こしょう…………少々
・薄力粉A………………小さじ1/3
・オリーブ油…………小さじ1/2
・◇バター………………大さじ1
・◇薄力粉B……………大さじ1
・牛乳……………………1/2カップ
・塩こしょう………………少々
・ピザ用チーズ…………大さじ1と1/2
・イタリアンパセリ……少々
【作り方】
1.ジャガイモは皮ごと薄くスライスする。グラタン皿に少しずつ重ねて敷き詰め、ラップをかけて600Wで4分レンジ加熱する。
2.タラは一口大に切る。塩こしょうを振り、薄力粉Aを両面にはたく。フライパンにオリーブ油を引き中火にかける。タラを両面焼いて軽く火を通し、[1]の器にとる。
3.ホワイトソースをつくる。[2]のフライパンに◇を入れ弱火にかける。木ベラでまぜながら牛乳を少しずつ入れて溶きのばす。塩こしょうで味を調える。
4.[3]を[2]の上にトロリと注ぐ。ピザ用チーズをのせて焼き色が付くまで焼く。ちぎったイタリアンパセリを散らせばでき上がり。
【栄養CHECK】(1人分)
・カロリー……371kcal
・カルシウム…315mg
3.豆乳とキノコとカブのほっこり和風グラタン
ベーコンのうま味を食材にまとわせて、キノコと野菜でカロリーは控えめに♪
■材料(1人分)
・ベーコン(ブロック)……30g
・好みのキノコ……………計150g
(今回はマッシュルーム、シメジ、シイタケ)
・カブ…………………………中1個
・バター………………………大さじ1
・◇薄力粉……………………大さじ1
・◇和風だし(顆粒)…………小さじ1/4
・豆乳(無調整)………………1/2カップ
・塩こしょう……………………少々
・ピザ用チーズ………………大さじ1と1/2
【作り方】
1.ベーコンは1cmの厚さの拍子木切りに、キノコは石づきを取り、それぞれ食べやすい大きさに切る。
2.カブは厚めに皮をむき小さめのひと口大に切る。
3.フライパンにバターを引いて中火にかけ[1][2]を炒める。
4.カブが透明になってきたら火を弱め、◇を振りかけ、木ベラで混ぜながら豆乳を少しずつ加えて溶きのばす。塩こしょうで味を調える。
5.器に盛り、ピザ用チーズをのせて焼き色が付くまで焼いたらでき上がり。
【栄養CHECK】(1人分)
・カロリー……321kcal
・カルシウム…209mg
※レシピ考案(すべて)
管理栄養士・原由紀さん
病院で勤務後、フリーランスとしてメディア・企業へレシピ開発提供とオンライン指導を行う。3児のママとして、忙しくても〝カンタン〟でおいしいレシピを考える日々。
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年11月11日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。