ことでん瓦町駅から徒歩約5分、菊池寛通りにある「らぁ麺すずむし」は化学調味料不使用で素材のうま味をしっかり感じられるラーメンをいただけるお店。塩または醤油(しょうゆ)をそれぞれ選べるラーメン数種類のほか、スープによって太さの異なる麺や、野菜の食感が楽しい「日替わりご飯」も見逃せないポイント。季節や夜限定メニューも要チェックです。
・「らぁ麺 すずむし」
「らぁ麺すずむし」は、ことでん瓦町駅から徒歩約5分の菊池寛通りに面するラーメン店。南新町交差点から目と鼻の先なので、商店街へお出かけの際にも訪れやすい立地です。
“すずむし”という店名は、開業前に息子さんの中学卒業祝いで訪れた、鳥取県のとある宿の部屋名から来ているそう。その旅行から約1年後にお店をオープンすることになり、店主の頭の中に残っていた“すずむし”という覚えやすいワードが店名に採用されました。
同店のこだわりは、化学調味料や添加物などを使わない、体に優しい素材で作るということ。煮干しベースのスープに使われる素材は、瀬戸内海と外海のカタクチイワシ、アジの3種類の煮干しをブレンドし、まろやかさや香ばしさ、キレ、うま味などを絶妙に調整しています。豚ベースのスープは、飼育肥料にこだわったブランド豚を使うことで臭みの少ないすっきりとした味わいに仕上げていますが、常に味を進化させているため、素材も都度変わるそう。
・自然のうま味を存分に味わえる無添加スープ
『煮干し醤油そば』950円
『煮干し醤油そば』はキリッとした煮干しの風味が魅力の一品。煮干しスープをベースに、塩か醤油の2パターンから選べます。トッピングの具材は鶏肉になるなど都度変わりますが、取材日は栗豚の低温調理と炙(あぶ)りチャーシューでした。食感や風味の違う2種類が味わえるのはうれしいですね。
3種類の煮干しをブレンドすることで、より深い味わいに。「とにかく煮干し選びが大事!」と店主は話します。醤油は香りにこだわって、火入れをしていない搾りたてそのままの“生揚(きあ)げ醤油”を数種類ブレンド。
京都で90年以上続く製麺の老舗「麺屋棣鄂(ていがく)」の麺を使用。スープによって麺の太さも若干違うのがポイント。『煮干し醤油そば』には1番細い麺を合わせています。
『貝とブタの塩そば』980円
豚の清湯(チンタン)スープに、大量のアサリを入れてじっくり火を入れて炊いた『貝とブタの塩そば』は塩がおすすめ。こちらのトッピングも『煮干し醤油そば』と同じく都度変わります。
貝のうま味がしっかりと出ているのは、想像以上にアサリをたくさん使用しているから。手間暇かけて自然の素材からこしらえるスープをしっかり味わって。
『貝とブタの塩そば』には、『煮干し醤油そば』の細麺よりも若干太い麺を使用しています。今後、自家製麺をスタートする予定なので、より調和の取れた品々になりそうですね。
『昆布水つけ麺』1,100円
夜限定メニューの『昆布水つけ麺』も見逃せません。しっかりと冷水で締めた平麺に、上品な甘さがある真昆布と香り豊かな羅臼(らうす)昆布の二つを使用した昆布水を合わせたもの。塩か醤油を選べる煮干しスープにつけてツルッと召し上がれ。
ほかのメニューは麺が約130gですが、『昆布水つけ麺』は約190gというボリュームで食べ応えばっちり!冷水で締めたコシのある麺に、昆布特有のフコイダンによるヌルヌルとしたテクスチャーが相乗効果でツルッと感を存分に楽しめます。
・サイドメニューのご飯も抜かりなし
麺メニューだけでも満足度たっぷりですが、もう少し食べたいなという時にうれしいご飯メニューも抜かりはありません。
『炙りチャーシューご飯』420円
『炙りチャーシューご飯』は、バーナーで炙った香ばしさと、ほんのり酸味のあるタレが食欲をそそります。薄切りチャーシューなので肉巻きおにぎり風にも。
『日替わり炊き込みご飯 ミニサイズ』160円
奥さま担当の『日替わり炊き込みご飯』は、旬の野菜を中心に、動物性食材を極力使わないスタイルで提供しています。取材日は『しらゆき蓮根と鳴門ワカメのご飯』で、薄切りレンコンのシャキシャキとした食感がアクセント。冷めてもおいしいよう、もち米を少しプラスしているのが特徴。『日替わり炊き込みご飯』は通常のサイズ(300円)とミニサイズ(160円)も選べます。
「らぁ麺すずむし」は化学調味料を使わず、素材そのものの風味を大事に仕上げた、体に優しいラーメンがいただけるお店。小変更が都度行われ、日々進化する味わいも魅力の一つです。春は混ぜそば、夏は冷やしシリーズなど季節限定メニューに加え、1日限定メニューや県外のラーメン店とのコラボ営業なども見逃せませんよ!
■詳細情報
■DATA
らぁ麺 すずむし
- 所在地
- 香川県高松市南新町4-11
- 電話番号
- 080-4990-0411
- 営業時間
- 11:00〜14:00
18:00〜21:00ごろ(第2・4月曜は昼営業のみ) - ※未就学児、香水をつけての入店は不可
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年12月11日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。