JR高瀬駅から車で約10分、のどかな田園風景が広がる県道23号を走っていると見えてくる三豊市高瀬町の「SOUP CURRY S*pice (スープカレー エスパイス)」。2021年にオープンしたこちらでは、舌がしびれるほどの本格派スパイスカレーを楽しめます。魅惑の赤いスパイススープをぜひ堪能して。
・スープカレー「S*pice(エスパイス)」
JR高瀬駅から車で約10分、のどかな田園風景が広がる県道23号沿いの川のほとりに現れるのが「SOUP CURRY S*pice (スープカレー エスパイス)」。2021年にオープンしたこちらは、女性を中心に県内外からも本格派スパイスカレーを求める人がやってきます。
緑を基調とした、唐辛子を思わせる看板が目印。さりげない猫のシルエットがキュートです♪
中に入るとすぐにスパイスの香りが漂い、カレーを注文する前から、食欲が刺激されます。店内にはテーブル席とカウンター席があり、グループだけでなく1人気軽に落ち着いて食事ができます。
窓際のカウンターの外には、のどかで穏やかな田園風景が広がります。日常を忘れてのんびりするのにうってつけの立地。
店内には至るところに猫グッズがあります。看板だけでなくお店の中にもいつの間にか猫グッズが増えたといいます。思わずほっこりと和みますね。
・シビれる辛さのトリコに♪魔性のスパイスカレー
看板メニューであるスパイススープカレーは、実は札幌の名店「スリランカ狂我国(きょうわこく)」の系譜。岡山県にあるスープカレーの店「q(キュー)」や「ラマスパイス」などに続いて、その味を受け継ぐ、知る人ぞ知るスパイススープカレーです。
野菜やスパイス、鶏肉をじっくり煮込んで仕上げたスパイススープをベースに、ゴロッと存在感のあるニンジン、ジャガイモなどのさまざまな具材を合わせるスタイルが特徴。
『チキン野菜』1,100円
定番は、ホロホロになった鶏の骨付き肉が1本丸々入った『チキン野菜』。初めて訪れた人は、まずこちらを食べてみて。
程よい辛さとスパイスの香りに食欲を刺激され、一度食べたらやみつきになってしまいます。まさに、魔性のカレー。ライスは白米だけでなく、香川生まれのもち麦・讃岐ダイシモチを配合していて、プチプチとした食感と、スパイスの効いたスープが絶妙にマッチしますよ。
食べ方は自由ですが、ライスをすくってスープにインというスタイルが店主のおすすめ。最もオーソドックスで、食べやすい方法です。ライスがスープに程よく浸り、サラサラと食べられちゃいます。
スープが減ってきたら、具材を崩してスープに絡めてみましょう。たっぷりと時間をかけて煮込まれた鶏肉は、少し力を入れるだけでほろほろとほぐすことができます。ニンジンやジャガイモは、スパイスの辛さで甘みが引き立って◎。人それぞれいろんな楽しみ方ができるのも、スープカレーの魅力です。
・辛さレベル1500まで!? 赤のスパイススープ
『チーズハンバーグ』1,150円
同店最大の特徴は、カレーの辛さが選べること。しかも、特筆すべきはそのレベルが非常に細かいことなんです。何と、選べる辛さは1番から1,500番まで!写真の『チーズハンバーグ』は辛さレベル500番。辛さレベルが上がるごとに、スープの色が赤くなってとろみが出てきます。
左のスープはレベル20番、右のスープは500番。こうして並べてみると、辛さの度合いに応じてスープがより真っ赤なのが分かりますね。
20番のスープは、ピリピリとした辛さでしっかりと出汁(だし)のうま味を感じることができます。辛さは控えめですが、しっかりとスパイスの香りを楽しむことができますよ。
辛いもの好きにはたまらない500番のスープは、まさに脳天に響くような辛さ!後から後から辛さが追いかけてきて、どんどん口の中で増していきます。ですが、辛みの中にはしっかりとうま味を感じられ、思わずもう一口とスプーンを動かす手が止まらなくなるのがポイント。夢中になってしまうのもうなずけます。
ちなみに、初めて訪れた時には20番を注文しても、通ううちにレベルが上がり、1,000番台を食べられるようになる人もいるのだそう。訪れるたびにレベルを上げて、自分の限界にチャレンジしてみては?
・充実のサイドメニュー
『ラッシー』各種400円
思わず叫んでしまうようなスパイシーなスープカレーのお供には、ぜひこちらを。まろやかでミルキーな味わいが口の中の刺激を中和してくれて、後味はさっぱりしながらも、フルーツソースの甘さで口の中のヒリヒリが収まります。ラッシーを一口飲んで、またカレーを食べて、またラッシーを飲んで…という無限ループで、大満足間違いなし♪
『揚げたてパン』左からクリームパン・カレーパン・あんパン 各200円
地元の給食にパンを卸している製パン所のパンを使用したこちらも、同店の隠れた名物。注文を受けてから揚げるので、揚げたてを楽しめます。あんパン、クリームパンは程よい甘さで、どこか懐かしい味です。カリッとしたパンの歯応えと、ほこほこと熱い中の餡(あん)やクリームが◎。
カレーパンは、スパイスカレーのルーを使用して、あえて具は何も入れていないのがポイントです。パンを割った瞬間、ブワッとスパイスが香ってきます。具が何も入っていないことで、濃厚なカレールーをたっぷり堪能できますよ。カレーパンだからといってあなどるなかれ、本格的な辛さです。
辛いもの好きな人のためにとことんスパイスと辛さを追求した魔性のスパイススープを楽しめる「S*pice(エスパイス)」。中毒性はピカイチで、一度食べたらその辛さに魅了されること請け合いです。普段は辛いものを我慢している、自分に合った辛さを見つけてみたい…なんて人も、思う存分汗をかきながら、スパイスの刺激を堪能しちゃいましょう♪
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年8月9日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。