【丸亀】みんなで「WAIWAI(ワイワイ)」!確かな技術と豊かな発想力、そして遊び心で“香川”を楽しむ♪
グルメ
18歳で単身フランスの星付きレストランに料理留学、帰国後は関西の星付きレストランで研さんを積み、瀬戸内海に浮かぶ丸亀市本島のカフェ「HONJIMA STAND」で約5年シェフを務める−。20代にして輝かしい経歴を持つ料理人、岩井太暉(たいき)さんが、2024年2月に自分のビストロを地元丸亀市にオープンしました。
岩井さんの名前と、みんなでおいしいものを食べながらワイワイしてほしいという願いを込めて名付けた「WAIWAI(ワイワイ)」という店名通り、こぢんまりとして居心地の良い空間は、いつも大にぎわい。一度味わえば、今川菜緒アナウンサーならずとも通いたくなること請け合いです。
目次
ビストロ「WAIWAI(ワイワイ)」は同世代の星!
JR丸亀駅からも丸亀市役所からも徒歩6、7分。丸亀市中心部にある「WAIWAI(ワイワイ)」は、オーナーシェフの岩井太暉(たいき)さんが香川県と瀬戸内産の“うまいもん”を創作アラカルトで楽しませてくれるビストロ。
店内はカウンターとテーブル席2つだけのこぢんまりとした空間ながら、程よい間隔で居心地の良さもバッチリです。
今川アナ
ご無沙汰しています!「金バク!」のロケでは大変お世話になりました!
岩井さん
お久しぶりです。今回は今川アナのご希望で取材先に選んでいただいたそうで。
今川アナ
はい!ロケの時はあまりお話ができなかったので、もう一度ゆっくり来たかったんです!
岩井さんのエネルギーや発想力に感激して、本当に心を動かされて。
丸亀を盛り上げようという気持ちがすてきですし、そうすると、取材などを通して私がすごいなぁと思ってきた方々と大体つながっていらっしゃるんですね。パワーを持ってる方ってそうやって自然と引き寄せ合っていくというか。岩井さんは私たち同世代の星です!
岩井さん
今川アナ
食べることの楽しさに気づかせてくれる創作料理
物心がつく3歳ぐらいの時には料理人になりたかったという岩井さん。きっかけは「小さい頃に行ったフレンチレストランで食べた野菜のテリーヌが宝石みたいにキレイで忘れられなくて。周りの大人のお客さんたちもみんな笑っていて、自分もこれを作って、人を笑顔にしたい!と思った」ことだったそう。
やるとなったらとことんやる性分の岩井さん、弱冠18歳で単身フランスの星付きレストランに1年間料理留学、帰国後は関西の星付きレストランでさらに腕を磨き、瀬戸内海に浮かぶ丸亀市本島のカフェ「HONJIMA STAND」で約5年シェフを務めました。
現在は香川の素晴らしい食材を探して生産者を訪ね、YouTubeでその魅力を発信もしています。
➡︎YouTube「たいちゃんのうまいもんありますか?」
今川アナ
私は仕事柄いろんなものを食べさせてもらっていますが、岩井さんの料理は驚きの連続なんです。
見て驚いて、中を開けて驚いて、口に入れて驚いて。ワクワクがずっと止まらなかったんです。食べることって楽しいんだなって。
岩井さん
今川アナ
でも、もちろん苦労もいっぱいして来られて、今もきっと絶えませんよね。
私は自分に自信がないので、何でできなかったんだろうって日々反省しかなくて。次の原動力がどこからくるのかお聞きしたいです。
岩井さん
アナウンサーさんこそずっと笑顔ですごいなって思いますよ。
そうですね、僕は昔から決めてた目標とかを1個ずつクリアしていってるから、今がダメでもその時までに調子が良ければいいというスタンスです。「料理人になる」とか「フランスに行く」とか。目標は小さいことでもいいんです。
今川アナ
目標がない時がないんですね。常に何か追いかけて。やっぱり尊敬します。
この独創力、何回味わっても感動です!
『WAIWAIのポテサラ』400円
「このポテトサラダ、もろみとの組み合わせがたまらないんです!」
「う〜ん、香りもいい」とポテトサラダを口に運ぶ今川アナに、「おいしそうな顔しますね」と岩井さん。「おいしそうじゃなくて、おいしいんですっ!(笑)」と、すかさずツッコミを返されるほほ笑ましいシーンも。
『自家製蒸豚とポン酢』900円
こちらも1年を通して定番の一品。「蒸豚」と言いつつ実は蒸すのではなく、じっくり3時間低温調理されています。
この淡く美しいピンク色に仕上がるのは、簡単なようでいてプロの技。やわらかく、かむほどにジューシーなうま味が口の中に広がります。
『WAIWAIのスパイス唐揚げ』800円
店名を冠する鉄板人気のから揚げは、女性客が多い同店らしく、ヘルシーな胸肉を使用。12、13種類のスパイスをブレンドしているそうで「これがもうとんでもなくおいしいんですよ」と今川アナ。「こんなにかかっているのに辛過ぎず、甘みもあって、みんなでワイワイシェアして、ペロリといけちゃいます」と太鼓判です。
『タンジールレモネード』HOT/ICE 600円
こちらは、徒歩10分ほどの場所にある香川県産レモンを使用したレモネード専門店「タンジール」のレモネード。程よい甘さでスッキリと、どんな料理にも相性ぴったりです。
『季節のフルーツのクレームダンジュ』700円
フルーツは季節によって変わりますが、夏は丸亀市の桃の里・飯山町の飯南の桃を使ったクレームダンジュが味わえます。
実はパティシエになりたかったという岩井さん。手の温度が高く、繊細なまでにグラム単位の計量を要求されるお菓子作りは、体温的にも性格的にもあきらめたとのこと。
ただし、この『季節のフルーツのクレームダンジュ』と『バスクチーズケーキ』(500円)は手のひらの温度が影響しない貴重なデザートだそうなので、必食ですよ。
店内の隅々まで見どころ・こだわりがいっぱい
創造力あふれる料理をより引き立てる器や、つい長居してしまいそうなスタイリッシュなインテリアはもちろん、そのほか隅々まで要チェック。
こちらの「わいわいわい」の文字が書かれたタペストリーは、香川県の裂き織り作家・いわもとあきこさんによる作品です。細く裂いた生地を丁寧に織り上げて、こんなに美しい仕上がりに。
壁にかかるファブリックパネルは、書家である岩井さんのお母さまによる書作品。東京で個展を開いたこともあるそうで、こちら、リーズナブルな料金で販売もしています。
気鋭の若きシェフがうれしい驚きで思わず顔をほころばせてくれる創作ビストロ「WAIWAI(ワイワイ)」で、地元香川の良さを再発見してみませんか。