JR栗林駅、ことでん栗林公園駅、どちらからも徒歩約10分。街中からは田町商店街を南に抜けて徒歩1分ほどの場所に「藤塚町マルシェ」はあります。ランチタイムには新鮮な野菜と高タンパクで低カロリーなジビエ肉が気軽に食べられるとあって、近隣の主婦やビジネスマンに人気です。香川県産の新鮮なフルーツや野菜、肉などの食材が集まる“マルシェ”で心も体も美しく♪
・ランチも夕食もおまかせ「藤塚町マルシェ」
JR栗林駅、ことでん栗林公園駅のどちらからも徒歩約10分、古い商店が立ち並ぶエリアに佇む「藤塚町マルシェ」。田町商店街のアーケードを南に抜けてすぐの立地ということもあり、利用客は仕事帰りのビジネスマンや近所の主婦が多く、女性の1人利用も多いそう。かつて家具卸だった店舗の看板やシャッターをそのまま使用した外観のため、初めて訪れる人は「ここで合ってる!?」と戸惑うかもしれませんね。
引き戸を開け店内に入ると、外観からのイメージとは打って変わって広々としたスペースが広がります。テーブル席が12席、カウンターが6席で構成された温かみのある空間で、客席の間隔がゆったり保たれているので落ち着いて食事を楽しむことができます。
カウンターテーブルには洋酒やスパイスのボトルに混ざって、店主の趣味で集められたさまざまなジャンルの書籍が並びます。入り口近くのシェルフにも同様に本や雑誌が陳列されているので、気になる1冊を手に取ってドリンクをお供に心静かに過ごすのもステキです。
年季の入った建物同様、タイムスリップしたかのようなレトロ感漂うタンスやステレオシステムが入り口横に配置され、さりげなく飾られた生花にも趣があふれています。
・厳選素材の手作りスイーツ&特製ドリンク
『すももソーダ』800円
さぬき市造田の「飯田桃園」のすももピューレを使用した『すももソーダ』。カルダモンとスライスレモンで軽く爽やかな口当たりに仕上げていますが、その後甘酸っぱいすももの風味が口の中に広がります。ドリンクはほかに、自家製青梅シロップをソーダで割った『梅スカッシュ』(600円)などの地元食材を使った手作りドリンクから、コーヒーや紅茶まで幅広く取りそろえています。ランチやスイーツと一緒に楽しんで♪
ドリンクやフードメニューを担当するのは、かつて大手酒造メーカー直営のバーでバーテンダーとして勤めていた店主の中木さん。ノンアルコールドリンク一つとっても、厳選素材を使用した本格的なものばかりなのもうなずけます。フードメニューにおいては、旬で新鮮なものを独自のネットワークで仕入れ、「食べておいしく体に良いものを」とのこだわりを貫いています。
『平飼いたまごのカスタードプリン』400円
食後のスイーツを担当するのは奥さま。『平飼いたまごのカスタードプリン』は日替わりスイーツの一つとして登場。使用する卵は三木町の「ミニマル農園」のもので、豊かな自然の中でストレスをかけずに育てられた鶏の卵は、プリンにした時の卵臭さが少なく、コクはあるのにあっさりとした味わい。ラム酒の効いたカラメルと濃厚な生クリームのホイップとの相性も秀逸です。日替わりスイーツは今までに『金時人参の米粉クランブルケーキ』や『さぬきひめのチョコレートタルト』など魅力的なものばかり。作り手の人柄が感じ取れるかのようにどれも優しい味わいです。
・ジビエランチを気軽に召し上がれ♪
『たっぷり野菜とキヌアで食べる自家製イノシシボイルハムサラダ』1,300円
八百屋の顔も持つ同店店主がセレクトしたレタスやトマト、ニンジン、タマネギなどの新鮮野菜と、栄養価が高いスーパーフード“キヌア”が入ったボリューム満点なランチプレートです。取材時は県産イチゴのさぬきひめでしたが、旬ごとに変わるフルーツを搾り入れたオリジナルのドレッシングがサラダに華を持たせています。
サラダのメインは、店主自らボイルし製造したイノシシ肉のハム。小豆島や東かがわ市五名、三豊の山でとれたものをなじみの猟師から直接仕入れ、丁寧にトリミングします。高タンパク・低カロリーでヘルシーなイノシシ肉は、牛肉・豚肉よりも臭みが少なく、肉本来のうまさを感じることができるのが特徴。自家製フルーツドレッシングとも相性が良く、女性に人気なのも納得。奥さまお手製のパンとジビエ出汁(だし)の野菜スープがセットになった大満足なランチプレートです。
『イノシシすじ肉と季節の野菜のクスクス』1,000円
やわらかく煮込んだイノシシのすじ肉とたっぷりの野菜が、スープ仕立てでいただけるメニューがこちら。ホロホロ食感のジビエ肉とともにスープに入っているのは、世界最小のパスタといわれるクスクス。貴重な食材がふんだんに使用されたランチが、街中で気軽に味わえるほか、リーズナブルなのもうれしい限り。セットには、店長特製ドレッシングの野菜サラダが付きます。
刺激の強いアジア風スープともスープカレーとも違う、優しく香り立つスパイシーさが特徴のスープは、オリジナルで調合したスパイスによるもの。ジビエ出汁のコクと相まってクセになる味わいに。寒い季節にはスパイスの代わりにチーズを使ったクリーミーなスープが登場します。
・夜のマルシェも見逃せない!
18:00からは夜のマルシェの始まり。元バーテンダーの店主が本領を発揮する時間です。ジビエ料理や奥さまお手製のスイーツなどと肩を並べる同店の看板メニュー「フルーツカクテル」が登場する時間でもあります。季節ごとに変わる旬のフルーツを生搾りにしたカクテルは、甘夏みかん・ブラッドオレンジなどの柑橘(かんきつ)類から、マンゴーやパイナップル、スイカ、キウイなどのトロピカルフルーツにニンジンやキュウリといった野菜系のラインアップから選べます。通りに面したお店なので、女性一人でも気軽にふらりと『フルーツカクテル』を飲みに立ち寄るのもアリですよ。
『フルーツカクテル』800円〜
取材時は香川を代表するブランドイチゴ“さぬきひめ”を贅沢に生搾りしたフレッシュ果汁、シャンパンとドライジンを掛け合わせた『さぬきひめいちごのフルーツカクテル』をセレクト。お好みのフルーツを選んで「甘め」や「ノンアルコール」といった要望にも対応してくれるので、気軽に店主に相談してみて。
また、ランチセットはディナータイムにもオーダー可能で、ヘルシーなジビエや新鮮野菜のプレートと一緒に『フルーツカクテル』が楽しめます。カクテルのセット料金はなんと500円!『藤塚町マルシェ』のいいとこ取りな上にコスパまで抜群な夜のマルシェもおすすめです。
高松市内では珍しく街中で気軽にジビエが食べられる「藤塚町マルシェ」。八百屋クオリティーの新鮮野菜とフレッシュなフルーツカクテル、厳選素材のスイーツと体が喜ぶメニューがめじろ押し。ランチタイムやカフェ利用、1人でも仲間との会食でも利用しやすいおしゃれ空間です。
■詳細情報
■DATA
藤塚町マルシェ
- 所在地
- 香川県高松市藤塚町1-5-17
- 電話番号
- 080-3924-4382
- 営業時間
- ランチ/11:30〜14:00(L.O.13:30) ※火・水曜は除く
ディナー/18:00〜23:00(L.O.22:00)
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年5月14日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。