2024年6月、栗林エリアに新しいコーヒーショップがオープン!JR栗林駅の目の前という立地で、ご近所さんや駅の利用客が気軽にふらりと立ち寄れるコーヒースタンドでもあり、のんびりおしゃべりを楽しめるおしゃれなカフェとしても利用できます。気さくで話好きな若い2人の店主たちが温かく迎えてくれますよ♪
・JR栗林駅前「Kid coffee(キッドコーヒー)」
2024年6月12日、高松市桜町に「Kid coffee(キッドコーヒー)」がニューオープン(現在はプレオープン中)。JR栗林駅の階段を降り、道を挟んだ斜め向かいの場所で、その昔は喫茶を営んでいた「アメリカン」の跡地だと言えば、思い出す人もいるのでは?
栗林エリアで生まれ育った2人の若き店主が、子どもの頃に見ていた在りし日の喫茶「アメリカン」のように、地元の人に愛され集える空間をつくりたいと思い立ち開店しました。コンクリートの質感と木のインテリアがおしゃれな店内ですが、外観や窓ガラス、天井などに当時の喫茶店の面影を垣間見ることができ、昔を懐かしむご近所さんもちらほら。全長7mの長いカウンターテーブルがメインで、店主たちと会話がしやすい設計になっています。
外の景観を楽しめるカウンター席は4席。いすやテーブルは、店主自らアンティークショップを巡り調達したそう。音楽が共通の趣味だという2人、カフェを訪れる人たちにより心地よい音を楽しんでもらうため、見た目もおしゃれで高音質な多面体スピーカー「Listude(リスチュード)」を導入しています。
奥にある唯一のテーブル席は、仲間内でおしゃべりを楽しむのに適した空間。アンティークな家具でのカフェ時間を楽しめる座席ともいえます。カウンターでスタッフとおしゃべりをするもよし、窓側で景観を楽しむもよし、テーブル席で自分の世界に浸るもよし、どの座席もそれぞれに居心地の良さを感じられます。
・人気店のスイーツがココで食べられる!
店主の一人である高畑さんは、大手企業で働きながらもカフェを営みたいという夢があきらめきれず、高松市にある人気カフェ「mellowbeats.(メロウビーツ)」に師事。特に感動したという「米粉のキャロットケーキ」をはじめ、スコーンやケーキなどの焼き菓子を、同店の協力を得て、こちらのお店でも食べられるようになっています。
『米粉のキャロットケーキ』580円
米粉独特のしっとりした質感にふんわりとシナモンが香る絶品スイーツ。生地の中に仕込まれたナッツの歯応えが心地よく、アイシングのココナッツチップが風味のアクセントになっています。コーヒーとも相性が良く、ボリュームも◎。
『スコーン』500円
米粉と酵母を使用して焼かれた『スコーン』は、ハードな外側に対して、中はさらさらときめの細かい生地。食感のコントラストに驚いた後、ローズマリーやナッツ、レーズンなどの味覚が口の中に広がります。焼き菓子の中で唯一テイクアウト可能で、その場合は450円とお得です。
『本日の気まぐれケーキ』500円〜
気まぐれで替わるケーキは、お楽しみ商品でもあります。この日は米粉を使ったレモンケーキで、米粉とは思えないほど空気感のあるふわふわな食感と、ふわりと香る爽やかなレモンの風味がたまらない一品。季節やフルーツの旬に応じて、さまざまなケーキが予定されているので要チェックです♪
『ワッフル(シナモンクリーム)』520円
焼きたてワッフルのカリカリ食感ともちもちの生地感を楽しんで♪添えられるのは、生クリームとシナモンパウダー、甘さの調節はメープルシロップで。このほか、テイストはメープルバター(500円)、キャラメルナッツ(600円)から選べ、+100円でワッフルを2枚に増量することもできますよ。
・モーニングやランチ代わりにいかが?
もう一人の店主・植田さん。高畑さんとは幼なじみで、お父さんがこの場所にあった喫茶「アメリカン」の常連だったそう。2人でたくさんのカフェを巡りながら、自身が経営するカフェの夢を温めてきました。店の前を行く年配客にも気さくに声をかける姿が印象的で、このカフェが飲食を通して、地域の人たちの交流の場になることを目指しています。
朝9時から営業しているということもあり、モーニングやお昼時のランチとしてもぴったりなフードメニューも展開。『トマトチキンライス』(1,000円)や、具だくさんなホットサンドも2種類からチョイス可能。コーヒーやジュースなどと合わせて、食事タイムも満喫できそう。
『ホットサンド』スピナッチ&ベーコン 800円
おすすめは、ベーコンとホウレンソウ、しめじがたっぷり入ったホットサンド。味付けはシンプルにガーリックと塩コショウですが、ベーコンから出るうま味と、しめじとホウレンソウの食感が存分に楽しめます。近くにある老舗ベーカリー「パンの木」の食パンを使用していて、食べ応えもバツグンです♪
・自慢のドリンクはテイクアウトもOK
『コーヒー』550円
ハンドドリップで一杯一杯丁寧に落とされるコーヒー豆は、横浜にあるロースタリー「堀口珈琲」のもの。しっかりとした深みと澄んだ後味が印象的な一杯を楽しんで♪また、コーヒーカップは、店主が買い集めた陶芸作家のものを使用。お気に入りのカップを見つけて「いつものあのカップで」なんて言えるほどの常連になるのもステキ。
『ラテ(Hot)』600円
ラテを飲みながらカフェタイムを満喫してみませんか。ラテアートが施された『ラテ(Hot)』は、スタッフがカウンター越しにフォームミルクで描く姿を観賞できます。ラテをきっかけに店主との会話を楽しんでみては?
『ラテ(Ice)』600円
店内のマシンで抽出するエスプレッソの苦味とマイルドなミルクが相性ぴったりの『ラテ(Ice)』。暑い時期にもすっきりゴクゴク飲めそうな予感。ドリンクはすべてテイクアウト可能なので、通勤・通学途中にふらりと立ち寄るのもいいですよ。
栗林という地域を愛し、かつての喫茶をリスペクトしてオープンした「Kid coffee (キッドコーヒー)」。若き2人の店主の情熱に周りの人たちが共感し、協力を得ながら夢だったお店が形になりました。JR栗林駅前という立地から、通勤・通学の人たちやご近所さんが気軽に集える空間として、今後注目のカフェです。
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年4月29日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。