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2023.11.18
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【丸亀】美術館併設の「カフェMIMOCA(ミモカ)」アートを感じながらランチやスイーツを

丸亀市浜町にある「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」の3階に併設された「カフェMIMOCA(ミモカ)」。高松市のライフスタイルショップ「まちのシューレ963」が手がけるカフェです。丸亀市ゆかりの世界的な洋画家・猪熊弦一郎の作品や関連本を眺めながら、季節替わりのランチや自家製スイーツを味わってみては?

「カフェMIMOCA(ミモカ)」

JR丸亀駅から徒歩1分、高松自動車道坂出IC・善通寺ICから約15分車を走らせた場所にある「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」、略称・MIMOCA (ミモカ)。1991年に丸亀市の市制施行90周年の記念事業の一環で開館し、この地で育った画家・猪熊弦一郎の作品が展示されています。

美術館の外階段を上った3階に佇むのが「カフェMIMOCA」。美術館が2020年6月にリニューアルをしたことをきっかけに、こちらもリオープンしました。

運営するのは、高松市のライフスタイルショップ「まちのシューレ963」。ドイツ語で“学校”を意味する“シューレ”の名前通り、衣食住にまつわる生活雑貨や讃岐の伝統工芸品の販売、季節の食材を使ったランチや自家製ケーキなどを提供するカフェなど、幅広い分野で展開しています。

店内は、黒と白が基調のモダンな雰囲気。カフェスペースの横には、「まちのシューレ963」の物販スペースを併設し、バラエティー豊かな生活雑貨がそろいます。

席は、4人掛けのテーブル席10席を用意。どこに座ってもアートを感じられるように配慮されています。猪熊弦一郎の絵画が飾られていて、美術館の企画展が開催されるごとに、ここに展示される絵画も変わるそう。絵画のほか、自由に読める猪熊画伯の著書や関連本も置かれています。

食事をしながら、絵画を眺めたり、読書にふけったりと、思い思いの時間を過ごしてみては?

 


月に2回替わるこだわりランチ

 『ミモカランチ』(ドリンク付き)1,700円/(ドリンク+ケーキ付き)2,050円

同店の中でも人気なのは、金〜日曜のみ提供される『ミモカランチ』。メイン、小鉢2種、ご飯、サラダ、スープの6種類のセットが運ばれてきます。ラインアップが月の前半と後半で変わるのも魅力。メインだけでなく、ご飯や小鉢、スープなども季節の食材で変わるので、常連さんもお見逃しなく。

取材時のメインは『季節野菜の豚肉巻き ごまソース』。門松のように美しくカットされた肉巻きの中には、秋の味覚・サツマイモやゴボウなどの5種類の野菜がぎっしり。特製のごまソースを付けて召し上がれ。

料理人が腕を振るうランチは、ご飯も季節の具材を取り入れるなど、抜かりがありません。取材時のご飯は「揚げ蓮根のご飯」。パリッと香ばしく揚がったレンコンが食感のアクセントに。程よい塩加減も、炊きたてのご飯と相性抜群です。

地元産の厳選素材や旬の食材をふんだんに使った特製ランチは、味わいや風味がかぶらないように、全体のバランスを見ながら考案しています。アートな空間で、地元産の素材の味が生かされた料理をぜひ味わってみては?

お手製のスイーツでほっこりカフェタイムを

『ミモカのスコーン』550円

美術館の鑑賞後は、自家製スイーツやドリンクをお供にまったりカフェタイムはいかが?

『ミモカのスコーン』は、卵や生クリームを使わず作られた、素朴な味わい。猪熊さんが生前スコーンを好きだったことからメニューに取り入れたそう。「シンプルだけど何度でも食べたくなるように」という思いのもと、スタッフが何度も試作を重ねて完成しました。

スコーンのおいしさをより引き立てるのは、木苺のジャムと生クリーム。ジャムは、季節によって変わり、一から手がけています。2種類をたっぷり付けてリッチな味わいを楽しんで。


『ベイクドチーズケーキ』450円

スイーツメニューの中でも人気なのは、クリームチーズが濃厚な『ベイクドチーズケーキ』。なめらかな口当たりと、ザクザクしたクッキー生地の絶妙なバランスを楽しめます。チーズケーキ好きの「まちのシューレ963」オーナーが太鼓判を押す、ベーシックなチーズケーキをご賞味あれ。

『珈琲 美術館ブレンド』(HOT)450円 /(ICE)500円

高松市の創業30年以上の老舗喫茶店「クラフトマンズファクトリー」が、「カフェMIMOCA」のためにオリジナルブレンドした『珈琲 美術館ブレンド』。さまざまな料理に合うよう、深煎りで酸味が少なく、すっきりした風味に仕上げています。

ドリンクは、『紅茶(和紅茶)』(HOT450円/ICE500円)や三豊市のミカンを使った『さぬき みとよの生搾りみかんジュース』(650円)など種類豊富。コーヒーだけでなく、さまざまなフレーバーを冒険してみては?



「まちのシューレ963」の物販スペースも

店内入口左側と右奥には、カフェを運営する「まちのシューレ963」の生活雑貨類が販売されています。ナチュラルな器や全国各地の食材を使った食品類のほか、美術館の関連グッズなどもスタンバイ。今年10月には、兵庫県の神戸阪急に「まちのシューレKOBE」として県外初出店するなど、注目を集めています。ポップアップストアやフェアも不定期で実施されているので、商品を手に取りながらお気に入りを探して。

『シューレオリジナルブレンドティー(いのくまさんパッケージ)』1,782円

バラエティー豊かな雑貨の中には、猪熊さんの作品とコラボした商品も。『シューレオリジナルブレンドティー いのくまさんパッケージ』は、猪熊さんのデザインをあしらった缶に、「まちのシューレ963」オリジナルのブレンドティーが詰め込まれています。商品に迷ったら、スタッフがおすすめを教えてくれますよ。

現代アートと共存した、非日常感のある「カフェMIMOCA」。芸術鑑賞の前後はもちろん、日常から少し離れてほっと一息つきたいときは、同店の扉を開けてみては。

■詳細情報

■DATA

カフェMIMOCA(ミモカ)

所在地
香川県丸亀市浜町80-1
電話番号
0877-35-9613
営業時間
10:00~18:00(L.O.17:00)
※JR丸亀駅前地下駐車場を利用の場合は2時間無料。美術館1階受付にて駐車券の提示を。

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年10月30日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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