香川県の主要観光スポット「栗林公園」から徒歩約6分の「LUSHLIFE COFFEE(ラッシュライフ コーヒー)」。オーストラリアなどでバリスタ経験のある店主が淹(い)れる本格コーヒーは芳醇かつ軽やか。手作りスイーツや土日限定モーニングも見逃せません!
・「LUSHLIFE COFFEE(ラッシュライフ コーヒー)」
ことでん栗林公園駅やJR栗林駅、そして香川県を代表する観光スポット・特別名勝「栗林公園」から徒歩10分圏内にある「LUSHLIFE COFFEE(ラッシュライフ コーヒー)」。高松市の中心街から少しだけ足を延ばした場所にあり、落ち着いた雰囲気の中、気軽に本格コーヒーを楽しめるお店です。
ご主人のお気に入りだったオーストラリアのコーヒーショップからインスパイアされたインテリアは、シンプルかつ開放感のある雰囲気。観光地の近くという場所柄も相まって、地元民だけでなく国内外からの観光客も多く集まります。
やわらかな日の光が差し込み明るい店内。窓際のカウンター席は、景色を眺めながらのカフェタイムにぴったりです。
香川県出身のご主人は、Uターンで「LUSHLIFE COFFEE」を開業。きっかけは、4年ほど海外生活をしていた際、オーストラリアやニュージーランド滞在中に出合ったコーヒー文化でした。
メルボルンの有名コーヒーショップで飲んだ一杯に感銘を受け、研究熱心なご主人は1日に20軒もカフェ巡りをしたことも。オセアニアはコーヒーショップが日常風景に溶け込んでおり、特にメルボルンは2,000店以上もあるのだそう。
お客さんとのコミュニケーションを楽しむスタイルも、現地で共感したというポイントの一つ。「日常の通過点として印象に残るカフェになれば」と語ります。コーヒーはもちろん、オーナー夫妻の人柄と会話を楽しみに通う常連客も後を絶ちません。タイミングを見計らって話しかけてみて。きっと楽しいカフェタイムを過ごせますよ。
・テクニックが光る『フラットホワイト』は要チェック
『フラットホワイト』(イートイン)517円、 (テイクアウト)507円
オセアニア発祥『フラットホワイト』は忘れずに注文したい品。一般的にカフェラテはフォームミルクの厚みが1cm、フラットホワイトは5mmといわれていて、キメ細かく薄いフォームを作るのには熟練した技術が必要に。現地のバリスタの多くはスプーンを使用するそうですが、ご主人はテクニックだけで仕上げています。
後を引かず、とてもすっきり飲みやすい味。ドライなスチームで口当たりが良くなる「LA MARZOCCO(ラ・マルゾッコ)」のエスプレッソマシンを使っているのも注目ポイント。
『アメリカーノ ホット』(イートイン)429円、(テイクアウト)421円
コーヒーを注文する際、その時の気分や趣向を伝えると、豆の種類や淹(い)れ方によって好みのテイストに近づけてくれます。そんなコーヒーの味わい方もおもしろいですよね。豆は、世界中のコーヒー農園を直接訪れて買い付け・焙煎を行う「OBSCURA COFFEE ROASTERS(オブスキュラコーヒーロースターズ)」のものを使用。
基本的に「LUSHLIFE COFFEE」では、フルーティーで飲みやすい軽さを重視してセレクトされています。時間が経っても雑味が出にくく、のんびりゆっくり飲みながら過ごせるのもうれしいポイント。豆の種類は都度変わるので、訪れるたびに新たなフレーバーと出合えるかも?
エスプレッソマシンではなくフィルターで抽出するコーヒーの場合、ハンドドリップとフレンチプレスから選べます。一般的なペーパー式だと、新鮮で高品質な豆のうま味までフィルタリングされてしまいますが、ペーパーレスのステンレスドリッパーだと全て味わうことができ、フレンチプレスは蒸らすような抽出方法で、豆本来の風味を感じられるそう。
・数量限定、土日のみのブレックファスト
土日しか出合えないオセアニアスタイルの朝食メニューも見逃せません。モーニングプレート2品は9:00〜13:00の間、イートインのみ提供されています。本格コーヒーとベストマッチな朝食を味わって気持ちのよい1日のスタートを!数量限定なので、早めに行くことをオススメします。ブランチとしていただくのも◎。
『アボカド トースト』979円
スライスしたアボカドがたっぷりのったトーストは、ご近所の「ブーランジェリー クリムギ」製サワードウブレッド。広島・世羅高原のこだわり卵を使用したポーチドエッグは絶妙な半熟加減でベストマッチ!
『エッグ ベネディクト』(シングル)979円、 (ダブル)1,265円
ポーションを1つか2つで選べるエッグベネディクトは自家製オランデーズソースが決め手。ご主人がオーストラリアでの修業時代に学んだものをベースに作られていて、ベーコンや卵と相まって満足度の高い一品です。サラダのドレッシングも優しい酸味で野菜の味を引き立たせています。
日曜と平日は、ご主人が焼くコッペパンのサンドも購入可能。オリーブオイルや塩といった体に優しいシンプル素材で一から作るオールスクラッチ製の本格コッペパン。人気は『あんバター』(イートイン 385円・テイクアウト 378円) や、『ハムとグリュイエールチーズのホットサンド』(イートイン 495円・テイクアウト 486円)。ドリンクプラスでコッペセットにすると50円引きに!
・手作りスイーツやデイリーフリーのアイテムも!
「LUSHLIFE COFFEE」のこだわりは、フードメニューもできるだけ手作りすること。特にご主人の奥さまお手製のスイーツはコーヒーに合う上品なものばかりで、カフェタイムを豊かに演出してくれます。
『レモンケーキ』(イートイン 275円・テイクアウト 270円)は瀬戸内らしい一品。スッと溶けるアイシングとしっとり生地の食感が良く、爽やかなレモンの風味がアクセント。『カフェラテ』(イートイン 517円・テイクアウト 507円)との相性もGOOD!
卵・乳製品不使用の『オートミールクッキー』(イートイン 319円・テイクアウト 313円)や『ココナッツスコーン』(イートイン 297円・テイクアウト 291円)など、動物性のものを使わないヴィーガンスイーツもあり、「境界線なくいろいろな人に足を運んでもらいたい」という思いが伝わってきます。スパイスがほんのり効いてエキゾチックな風味の『デーツ スコーン』(イートイン 297円・テイクアウト 291円)も気になるアイテム。
『オーツバナナジュース』(イートイン 649円・テイクアウト 637円)はバナナの優しい甘みに加え、オーツ麦の香ばしさが後からふわっと感じられる一杯です。いつもと違う味を試したいときや、乳製品が気になる人はぜひオーダーを。
・朝食とエスプレッソ以外はテイクアウトOK
店内はこぢんまりとしつつも、ゆとりある空間でゆったりイートインできるよう席数が絞られています。朝食とエスプレッソ以外のメニューはテイクアウトもOK。提供スピードも速いので、どこかへ行くついでにサクッと寄って買うのもオススメ。
コーヒー豆『オリジナルフィルターブレンド』(100g 853円・200g 1,706円)も販売されています。コーヒー好きな人は自宅で楽しんだり、プレゼントに買ったりするのも良いですね。
屋号に使われている“LUSH LIFE(ラッシュライフ)”という言葉は、“忙しい人生”という意味に受け取られがちですが、実はLUSHには“豊かな”という直訳のほかに、“みずみずしい”“飲んだくれ”といった意味も。二面性を持つ人間らしさを含んだ言葉で、“みずみずしい生活をコーヒーで彩ってもらいたい”という思いが込められています。
オーナー夫妻の人柄も魅力でお話ししやすいので、おしゃべりも楽しみの一つに利用してみては。
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年9月2日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。