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2024.1.7
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【高松】海沿いカフェ「umie (ウミエ)」心地いい空間で軽食&スイーツを味わって

高松駅から歩いて10分!海辺のさびれた倉庫群を再生した複合商業施設「北浜alley(アリー)」は、高松を代表するおしゃれスポット。カフェや雑貨店など個性的なショップが並ぶ中でも、ひときわ存在感を放つのがここ「umie(ウミエ)」。アンティークな空間と多彩なカフェごはんの虜(とりこ)になること必至です。

リノベ倉庫街のカフェ「umie (ウミエ)」

JR高松駅から海沿いを東へ歩いて10分ほど。リノベーションや古民家再生がまだ珍しかった2001年、その先駆けとして誕生した「北浜アリー」。赤さびたトタンや古木が印象的な倉庫街に、19軒のお店やギャラリーなどが軒を並べます。

その中でもオープン当初から20年以上、地元民からも観光客からも愛され続けているのが、居心地抜群のレトロカフェ「umie (ウミエ)」。「こんなところにお店が?」とちょっぴり不安と期待を胸に木の階段を上り、古びた木の扉を開けて奥に進んだところにお店があります。

高い天井に大きな窓、思わず見入ってしまう開放的な空間が広がっています。ヴィンテージ感のあるテーブルやソファは、よく見るとシートごとにすべて異なり、一見バラバラなのに不思議と統一感が漂います。“みんなちがって、みんないい”とは、まさにこのこと。座る席によってお店の印象が違って見えるので、自分だけの特等席を探してみて。

もとはデザイン事務所のミーティングスペースだったこの倉庫。アート・ディレクターの柳沢高文さんがリメイクしただけあって、どこを切り取っても絵になります。“デザインの力を信じてモノづくりをする”という姿勢は今も変わらず、この“懐かしくて新しい”場所に魅了されるアーティストもたくさん。「海辺の音楽会」と題して、不定期にさまざまなライブも開催されています。

新旧洋邦、多彩なジャンルの本が置かれ、読書にふける人の姿も。緩やかな時間の流れに包まれ、本を手に取ったが最後、根が生えて動けなくなるかもしれません。

昼とはまた異なる夜の雰囲気もおすすめ。夕景から夜景に変わる幻想的な時間帯は、ぜひ窓辺の席へ。


“変わらない安心感”がうれしい!定番メニュー3選

『ビーフシチュープレート』1,300円

いくら空間が心地よいといっても、料理がおいしくなければ人気は長く続かないもの。そう、「umie」はメニューにも心をわしづかみにされるんです。

その一つ『ビーフシチュープレート』は、1年中大人気。ほろりと崩れる牛スネ肉に、じっくり炒めたタマネギのコクとうま味が絶妙のハーモニー。甘いニンジンが大きくごろんと入っていて、食べ応えもアリ。なんといってもセットのベーグルを少し浸して食べると、無限に進んでしまいそう。

『フレンチトースト』(10枚)800円

ビーフシチューと同じくオープン当初から愛される『フレンチトースト』。バターとメープルシロップがたっぷり染み込んで、驚くほど濃厚!とはいえバゲットが薄切りだから、ペロリと平らげられるのが「umie」マジック。10枚プレートのほか5枚プレート(500円)もあるので、好きな方を独り占めしてもシェアしても。いつ訪れてもお目当ての定番=変わらない安心感があるってうれしいですね。

『かぼちゃプリン』500円

コロナ禍で誕生した『かぼちゃプリン』は、デザートの新定番。ラム酒がほんのり香るしっとりとした蒸し焼きプリンは、見た目以上の重量感。ギリギリまで焦がしたカラメルソースが、カボチャのコクと甘みを引き立てます。野菜だからと自分に言い聞かせ、ちょっぴりギルティフリーな気持ちになれるオトナのおやつです。

時間に余裕があるなら30分待ちのスコーンを

『プレーンスコーン』1個300円~、『キャラメルチーノ』HOT630円

1個でもオーダーしてから焼いてくれるスコーンも、20年以上愛され続ける看板メニュー。できあがりに30分ほどかかりますが、待つ価値をお約束。外はサクサク、中はふんわり、クリームチーズとマーマレードをたっぷり付けて召し上がれ。

プレーン以外に、香川県産小麦「さぬきの夢」を使い季節の味を届ける『瀬戸内スコーン』(350円)や月替わりのフレーバーも登場します。ふわふわのフォームドミルクがたっぷりの『キャラメルチーノ』(630円)との相性もバッチリです。

スコーンはテイクアウトもOK。コロナ禍を経てオンラインショップでも購入できるようになり、県内外から購入者が絶えません。

『白桃ラッシー』700円

フレッシュな素材を使った爽やかドリンクも目移りするほど魅力的。中でも『白桃ラッシー』は、白桃のシャーベットが入って、あっさり楽しめるヨーグルトドリンクです。

軽食もデザートもドリンクも、手間暇を惜しまない丁寧な仕事でありながら「それを感じさせないようにしたい」という店主。細部までプロ意識の高さを感じます。

もちろんコーヒー(550円~)も本格派。一杯ずつ丁寧にドリップしてくれます。ミルクは豆乳に変更OK。屋島の自家焙煎所「山田屋珈琲店」とコラボしたオリジナルブレンドは、ドリップバッグや豆の購入もできます。

帰る時は、レジ横スペースのチェックもお忘れなく。持ち手が特徴的な「umie」のロゴ入りカップや香川らしい雑貨の販売があり、お土産にぴったりです。デザインの秀逸さは言わずもがな。

「北浜アリー」内に姉妹店「さろんぶるー」もあります。心に響く感動空間をはしごして、気持ちがほぐれるひとときを。

■詳細情報

■DATA

umie(ウミエ)

所在地
香川県高松市北浜町3-2
電話番号
087-811-7455
営業時間
11:00~19:00(L.O.18:00)
※土曜は11:00~21:00(L.O.20:00)

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年8月3日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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