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【高松】「台湾茶専門店ランプ屋」本格形式の台湾茶とカクテルで週末の夜に癒やしを

ことでん片原町駅から徒歩5分の御坊町にある「台湾茶専門店ランプ屋」は、オーナーが直接台湾から仕入れた台湾茶を、本場と同じ形式で飲むことができる貴重なお店です。台湾茶を使ったカクテルもあり、お酒を飲める人も飲めない人も、一緒に台湾茶の魅力に浸ることができますよ。

・「台湾茶専門店ランプ屋 1号店」

「台湾茶専門店ランプ屋」は、ことでん片原町駅から徒歩5分。フェリー通りの東側に位置する高松市御坊町にあります。道路に出された看板を目印に、ビルの2階へ階段を上がりましょう。

オープンのきっかけは、オーナーが百貨店でバイヤーをしていた頃に出合った台湾茶に衝撃を受け、この感動をみんなに届けたいとマルシェで茶葉を販売したのが始まり。次第にお店もやってほしいという要望に応え、金曜と土曜の夜にだけ営業する“台湾茶Bar”として2023年5月に実店舗が誕生しました。

台湾茶の香りで、日々の疲れや悩みごとが少しでも和らぐように。店名の由来は、暗い心を優しい光でほんのり照らす“ランプ”のような存在でありたいと名付られました。オーナー自身も初めて台湾茶を口にしたとき、なんとも言えない幸せな気持ちになったそう。

ランタンが灯(とも)った店内は、温かみがありながら落ち着いた雰囲気。おすすめはバーカウンター前の席。メニューに記されている12種類の台湾茶は、初めての人も選びやすいよう特徴が書かれているので安心です。アルコールも充実しているので、お酒が飲みたい人と一緒に楽しめるのもうれしいところ。

棚に飾られている台湾茶器も目を引きます。台湾茶用の急須「茶壺(ちゃこ)」やふた付きの湯飲み「飲杯(いんはい)」など、茶器はどれも小ぶりで、ずっと眺めていても飽きない愛らしさ。気に入ったものは購入することもできます。


・一口目でもう感動!本格形式で飲む台湾茶

台湾茶のオーダーが入ると、湯切りができる専用のカウンターで一杯ずつ淹(い)れてくれます。
茶葉を入れた茶壺(ちゃこ)が満杯になるまでお湯を注ぎ、フタを閉めたら茶壺の上からさらにお湯を回しかけて茶葉を蒸らします。注ぎ口から見える水位が少し下がり、茶壺が乾いたらそろそろお茶を注ぐ合図。お茶の濃さを均一にするため、一旦ピッチャーに移します。

聞香杯(もんこうはい)と呼ばれる、縦長の器にお茶が注がれた状態で提供されるので、ゲストはまず隣の飲杯(いんはい)にお茶を移します。聞香杯はその名の通り“香りを聞くための杯”。飲杯に移し終えて空になった器を手に持って確認してみて。やわらかな香水のような、絶妙な良い残り香に驚きます。

『東方美人(とうほうびじん)』850円

台湾茶といえば真っ先に名前が挙がることも多い『東方美人(とうほうびじん)』は、紅茶に近い味わいで、果物や蜜のような甘い香りが特徴の烏龍茶です。澄んだ琥珀色のお茶が、口の中でトロリと広がり、甘く上品な味わいに思わずうっとりします。

『阿里山極品高山烏龍茶(ありさんごくひんこうざんうーろんちゃ)』1,200円

台湾茶の王様と呼ばれるのにふさわしい『阿里山極品高山烏龍茶(ありさんごくひんこうざんうーろんちゃ)』は、緑茶に近い味とフルーツのようなほのかな甘みが特徴です。透明感のあるスッキリとした味わいの後に、花のような鮮やかな甘みが再び戻ってくるようで、一度口にすると虜(とりこ)になる逸品。

良質な台湾茶は、何度も繰り返し飲めるのが醍醐味(だいごみ)で、同店では二煎目まで楽しめます。一般的に一煎目は香りが強く、二煎目は味が濃いといわれ、飲むたびに変化する台湾茶の魅力にはまってしまいそう。

茶葉の話を聞いてから飲むと、お茶への興味が増しておいしさも楽しさもアップ!ころんと丸い形や細長いものなど、種類によって茶葉の形が違うのもおもしろいですね。オーナーが台湾に買い付けに行った後には、メニューにない特別なお茶が飲めることがあるかも?

台湾茶を使ったカクテルにも注目!

同店ではアルコールメニューも充実しています。オーダーが入ってから淹(い)れられた台湾茶を氷で冷やし、冷茶とリキュールを合わせたカクテルは台湾茶専門店ならではの一杯。

『ピーチウーロン鉄観音ブレンド』850円

ほうじ茶に似た香ばしさと、熟した果実のようなふくよかな味わいの『木柵鉄観音茶(もくさくてっかんのんちゃ)』とピーチリキュールを合わせたカクテル。程よい甘みがフレーバーティーのようで、思わずゴクゴクと流し込んでしまいそうになる飲みやすさ。お酒を飲み慣れていない人にもおすすめです。

『ライチ四季春(ノンアルコール)』800円

ふんわりとまろやかな甘い花のような香りが特徴の『四季春烏龍茶(しきはるウーロン茶)』にライチシロップを合わせた『ライチ四季春』は、みずみずしいライチと緑茶のようなスッキリとした飲み口が人気のノンアルコールカクテルです。

シロップと台湾茶の組み合わせで何通りも楽しめるノンアルコールカクテルは、メニューに載せきれないそう。このほかどんな味を楽しめるのかはスタッフに気軽に相談を。



・スイーツと台湾茶のペアリングに舌鼓

『トロふわプリン』400円

甘さ控えめのやわらかなプリンに『木柵鉄観音茶(もくさくてっかんのんちゃ)』のまろやかな香ばしさが感じられる『トロふわプリン』。温かい台湾茶と合わせることで、ふわっと甘い香りが口の中に広がります。手作りのデザートはその日によって、登場するものが変わるのでお楽しみに。

本場と同じ形式で茶芸も見られ、台湾茶の奥深い世界に浸れる「台湾茶専門店ランプ屋」。一煎、二煎と変化する台湾茶を一口、また一口と飲むたびに、心も満ちていくように癒やされます。まだ台湾茶を飲んだことがない人も、きっと感動できるはず。

片原町には2号店があり、気軽な形式で台湾茶と台湾フードがランチでも味わえます。異なる楽しみ方ができる2店舗をはしごしてみるのもいいですね♪

■詳細情報

■DATA

台湾茶専門店ランプ屋 1号店

所在地
香川県高松市御坊町4-12 マルショウビル2階
営業時間
19:30〜23:30
※チャージ代700円
※予約はInstagramのDMから

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年9月25日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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