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2024.2.8
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【丸亀】3代続く製麺所「まえばうどん」香川県産小麦の上品な風味と手打ちの力強いコシが自慢!

1960年に製麺所として商いを始めて以来、3代にわたって受け継がれてきた「まえばうどん」。讃岐うどんは“西高東低”といわれるほど名店が多い県西部で愛され続けて60年余り、お客さんも親から子、子から孫へ三世代にわたる人も珍しくありません。そんな同店の自慢は香川県産小麦粉「さぬきの夢」をブレンドした手打ち麺。根強いファンも多い秘伝の出汁(だし)や自家製の天ぷらと合わせれば、おいしさはひとしお!冬季限定の『しっぽくうどん』も要チェックです♪

・綾歌町のセルフの雄「まえばうどん」

うどんの名店が名を連ねる丸亀市。1960年にこの地で創業し、3代にわたって受け継がれてきた製麺所「まえばうどん」があります。2021年2月に全面改装した外観は真新しい印象ですが、歴史が長く、地元はもちろん、県内外の人から長く愛されてやまない人気店です。

お昼どきにはうどんを目当てに長蛇の列ができますが、麺や出汁、天ぷらを持ち帰りで購入するお客さんの姿も。古き良き讃岐うどんの日常がここにあります。

木を基調とした清潔感あふれる店内は、カウンターとテーブル席がバランスよく配されています。同店はセルフスタイルなので、入店したらまずは受付で好きなうどんを注文して、その場ででき上がりを待ちます。うどんを受け取り、天ぷらやおにぎりを一緒にトレーにのせたら、右手にあるレジで会計を済ませて、後は好きな席で召し上がれ♪

「おいしさには誇りを持っています。麺一本余すことなく味わい尽くしてほしい」と語る店主。製麺にかける情熱はもちろんのこと、セルフスタイルとあれど年配のお客さんには配膳をするといった姿も見かけられ、ホスピタリティあふれる接客にほっと心が温まります。

同店の麺は、うどんに最適とされるオーストラリア産「ASW」や讃岐うどん用に開発された香川県オリジナル品種「さぬきの夢」をはじめとする3種類の国産小麦粉をブレンド。それを先代から引き継いできた技術や知識を駆使してこね上げ、コシのある力強い麺が生まれます。

出汁は、讃岐うどんでは主流なイリコ、だし昆布、かつおの合わせ出汁がベース。イリコの持つ香りを最大限に生かしつつ、臭みを抑えるため、丁寧な下処理を徹底したり、返し出汁※1にしたりと手間をかけることで、甘味が強くクセのない味わいに仕上げているそう。

※1 返し出汁とは…砂糖、みりん、酒などを加え、煮かえした調味しょうゆのこと。


・定番はやっぱり『かけうどん』

『かけうどん』(小)250円

ここに来たらまずは最初に食べてほしいのが定番の『かけうどん』。麺の力強いコシや香り高さ、かけ出汁のうま味をダイレクトに感じることができるのは、このメニューのほかありません。

また、「小(1玉)」250円、「大(2玉)」360円、「ジャンボ(3玉)」540円という手ごろな料金設定もポイント!好きな天ぷらと合わせてアレンジを楽しめるのも、シンプルだからこそです。

同店の『かけうどん』は、ゆで上がった麺に自分で好きなだけ出汁をかけるスタイル。控えめにかけてもたっぷりかけても、値段が変わらないのがファンにはうれしいですね。毎日のように通うリピーターの中には、同店の出汁は“宇宙一”と賞賛する人もいるほどのおいしさで、イリコの甘みがふわっと広がる優しい味わいが魅力です。

『かけうどん』の麺は、ゆでたてを水で締めた後、ゆで釜で再び温めた麺の「あつ」か、ゆでてから一度水で締めた「ひや」が選べるので、麺の違いを食べ比べてみるのも楽しいですよ。

『かけうどん』(小)250円 + 『自家製きつねあげ』120円

『かけうどん』にトッピングをするなら、自家製のきつねあげは外せません。甘辛い特製出汁が中までしっかりと浸み込んだきつねは、食べるたびに出汁がじゅわり。その甘味とうま味がかけ出汁に溶け込むことで深みが増し、おいしさがさらにアップします。うどんを覆うほど大きなきつねあげを、ぜひ一度ご賞味あれ♪

・店主おすすめの『ざるうどん』や冬季限定『しっぽくうどん』も

『ざるうどん』(小)340円

店主が『かけうどん』と同じくらいおすすめする『ざるうどん』は、出汁としょうゆをしっかり利かせた甘口のつゆでいただきます。麺をゆでてから水で締める分、温かい麺に比べてコシが強いのが特徴。もっちりとした力強い弾力をかみしめながら、つゆとのハーモニーを楽しみます。

近くで見ると、エッジが立つパキッとした断面と艶やかな美しさが一目瞭然。麺一本一本に歯応えがあり、女性なら1玉でもお腹いっぱいになるくらいの満腹感が得られます。お好みでネギやショウガといった薬味を付けて召し上がれ。

『しっぽくうどん』(小)520円 ※12~4月ごろ限定

香川の郷土料理『しっぽくうどん』は、冬の大定番。ダイコンやニンジン、サトイモといった数種類の野菜と油揚げをうどんのかけ出汁で軽く煮込み、麺の上にかければ完成です。同店では香川県産の金時ニンジンなど、地元野菜をなるべく取り入れているそう。特にサトイモはねっとりとした食感を生かすため、近くで採れた新鮮なもの以外は使わないようにしているといいます。

また、一般的な鶏肉ベースのしっぽくうどんとは異なり、同店のものは牛すじ肉を出汁に使うのがこだわり。「鶏肉よりもうま味の強い牛すじを使うことで生まれる深みのある味わいこそが、うちのしっぽくうどんの魅力です」と語ります。麺と同じくらい野菜がたっぷり入っているので、見た目以上にボリュームが満点!これで一杯520円は破格ですね。



・オススメの天ぷらランキングTOP3

第3位『とり天ぷら』140円

常時10種類ほどある自家製の天ぷらの中で「人気爆発!」とおすすめするのが『とり天ぷら』。薄く開いた鶏むね肉に青のり入りの衣をたっぷり絡めて揚げた一品です。この青のりが、イリコを使った同店の出汁と絶妙にマッチ!そのまま食べるのはもちろん、出汁に浸して食べてもGOOD!

第2位『日高こぶ天』120円

うどん出汁を取ったときに出る日高昆布の“出汁ガラ”を甘く炊き、サックリ香ばしく揚げた『日高こぶ天』。香川県では一般的な昆布天ですが、実は全国では珍しく、いわば“ご当地天ぷら”です。衣の中からふわっと広がる甘い昆布の香りは、一度食べるとやみつきに。食感も楽しく、ついつい箸が伸びるおいしさです。

第1位『蒲鉾扇揚げ天』130円

第1位は色鮮やかなかまぼこに切れ目を入れ、扇の形に開くように揚げた『蒲鉾扇揚げ天』。ちょっぴり甘めのかまぼこは、衣を付けて揚げるだけで味が決まる優れもの。どんなうどんにも上にのせるだけでパッと器が華やぎ、食欲もそそられる一品です。

丸亀市綾歌町で60年以上、世代を超えて愛され続けるうどん店「まえばうどん」。受け継がれてきたレシピに納得するのではなく、“おいしいうどん”を求めて「毎日が勉強」と研究を重ねる店主のひたむきな姿勢や愛がこもったうどんを一度食べれば、長年愛される理由が分かるはずです。麺・出汁・天ぷら・接客、すべてに妥協しないアットホームなうどん店で、“手作りの温かさ”を感じてみては。

■詳細情報

■DATA

まえばうどん

所在地
香川県丸亀市綾歌町栗熊東420-2
電話番号
0877-86-2014
営業時間
10:30~14:10 ※麺がなくなり次第終了

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年1月31日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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