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【閉店】「cafe りとるの」本当は秘密にしたい!ハイレベルな瀬戸内鮮魚が食べられる店

ことでん長尾線林道駅から車で約3分の住宅街にひっそり佇む知る人ぞ知るランチの名店「cafe りとるの」。カフェというカジュアルな空間で、漁師から直接仕入れる瀬戸内の鮮魚を盛った豪華ランチプレートが味わえます。ただし、その信頼の漁師が高齢のため廃業することなどに伴い、2024年11月30日(土)をもって同店も閉店の道を選んだとのこと。後悔のないようぜひ食べ納めを。

・鮮魚が自慢「cafe RITORNO(りとるの)」

ことでん長尾線林道駅から車で3分、レインボーロードの側エリア、「ホームランドーム」のすぐ東の道を南に進んだ住宅街の一角、マンションの1階部分にひっそり店を構えるのが「cafe RITORNO(りとるの)」です。イタリア語で「ただいま」や「おかえり」という意味を持つリトルノ。最後に“の”がつく単語は、やわらかく讃岐の方言にも似た響きがあるから店名にしたと店主・藤代さんは話します。

入り口前の軒下には、縦列駐車で4台分の駐車スペースがあります。店内はカウンターとテーブル席のほか、家族やグループなど大人数で利用するのにぴったりな掘りごたつ式のテーブルがあり、カウンターを隔てて一人で手際よく調理する店主の姿をうかがうことができます。


・美しい「鮮魚盛りランチ」がおすすめ

タイ・ヒラメ・カワハギ・アコウ・ハリイカ・セイゴなど、瀬戸内の魚の豪華オンパレード。これがカフェのランチプレートとは思えないほどの贅沢さで、盛り付けの美しさにもうっとりします。「白身の魚が多いんですけど」と切り出した店主。「盛り合わせの定番でもあるマグロやサーモンは瀬戸内海で水揚げされないですからね」とほほ笑みながら話します。天候や季節によって入荷する魚の種類は変わるので、カウンター上のメニューボードまたは店主に気軽に聞いてみて。

『お刺身ランチ』1,300円〜

ご飯に具だくさんみそ汁、サラダに手作りの小鉢が3つと皿数も多く満足度の高い『お刺身ランチ』。お好みで白ごを鯛めし(+100円)に変更も可能です。3種盛り(1,400円)、4種盛り(1,600円)5種盛り(1,800円)6種盛り(2,000円)と、鮮魚の種類数によって値段が変わります。

店主自ら庵治漁港へ出向いて、吟味した魚を仕入れるのが日課で、天候不順や店主のお眼鏡に適(かな)う水揚げがい日は、多種盛りができなかったり、お刺身ランチ自体が提供できない日もあるそう。公式Instagramでも告知しているので要チェックです。
➡︎公式Instagramはこちら

薄紫の花が美しいエディブルフラワー(食べられる花)や薬味の小シソやミョウガ、季節を感じるヒバやモミジ、魚の形に切り抜かれたニンジン、鮮魚と一緒にあしらわれた装飾にも一切手を抜くことがありません。

・鮮魚のイタリアンメニューも人気です

『AJIパッツァ(アクアパッツァ)ランチ』1,400円

お刺身プレートの代わりに鮮魚を使ったアクアパッツァがメインのランチはいかが?ご飯とみそ汁、サラダと小鉢3種がセットになったボリューム満点なメニューで、こちらも+100円で白米を鯛めしに変更可能です。

庵治漁港で取れた新鮮なタイの切り身を中心に、エビやアサリの魚介を使用。ドライトマトの酸味と塩コショウとローズマリーの風味をまとわせ、ココットの中の魚介が躍るほどの強火で調理するアクアパッツァはシンプルに魚介を味わうのにもってこいの調理法です。

ランチにはそのほか、海老カツやチキン南蛮、エビクリームコロッケといったラインアップから、フライがチョイスできるお刺身&フライのコンボランチがあり、店主の気まぐれの『海老チリ』や『ふわふわ鯛味噌焼き』の限定ランチが登場することも。



・食事後はスイーツで一息

『ティラミス』500円

食事のインパクトの強い同店ですが、カフェメニューもしっかり充実しています。店主自ら店内で焼き上げたスポンジを使用する『ティラミス』は、しっかり濃いめのエスプレッソの奥にふわりと香るラム酒がポイント。大人味のスイーツはカフェタイムはもちろん、食後に食べても料理に負けないだけの存在感があります。

『モンブラン』700円

期間限定の『モンブラン』にも手作りスポンジが使われています。ふわふわ生地の上には同店オリジナルの栗の風味豊かなマロンクリームがたっぷり絞りかけられていて食べ応えも◎。スイーツメニューはのほか『クリームブリュレ』や『フォンダンショコラ バニラアイス添え』(各500円)とうれしいラインアップです。

『カフェオレ(ICE)』550円

カフェタイムとしても食後の締めとしてもぴったりなドリンクメニューも豊富にそろいます。 食事インパクトにも負けないだけの深煎(い)り『オリジナルブレンドコーヒー』(500円)や『カフェオレ』、『ウィンナーコーヒー』(550円)のほか、『マンゴージュース』や『グァバジュース』(各550円)などのトロピカルジュースもありますよ

早朝の魚の仕入れからモーニング、昼下がりの時間帯まで利用可能なランチに加え予約制の夜営業まで、店主の惜しみないサービス精神が感じられる「cafe RITORNO(りとるの)」。仲の良い友達や家族にもこっそり教えたいほど本当は独り占めしたいお店です。

ただし、この場所でこの満足度の高いランチを味わえるのは2024年11月30日(土)まで。信頼を置くなじみの漁師が高齢のため廃業することを契機に、いろんな理由が重なったことから、同店も一度区切りをつけることにしたそうです。閉店まで残りわずかの期間、時間を作って食べ納めしてくださいね。

■詳細情報

■DATA

cafe RITORNO (りとるの)

所在地
香川県高松市木太町1153−1
電話番号
087-813-5838
営業時間
ランチ/11:00~18:00(L.O.17:00)
ディナー/18:00〜(要予約)
※閉店しました(2024年12月1日時点の情報)

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年9月26日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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