自然豊かな三農市の高瀬川沿いに店を構える「RACATI(ラカティ)」。カカオ豆の選別・焙煎・製造までの全工程を一貫して行う「Bean to Bar」の専門店です。ハイカカオのタブレットから、テリーヌやソフトクリームなど身近なスイーツまで、多彩なチョコレートの楽しみ方を提案してくれるショコラトリーで、好みの一品を見つけてみては?
・「RACATI(ラカティ)」
JR詫間駅から徒歩約10分、三豊鳥坂ICより車で15分のところにあるショコラトリー「RACATI(ラカティ)」。世界各国からカカオ豆を選別し、焙煎、製造まで全工程を一貫して行う「Bean to Bar」の専門店です。
「RACATI」を逆さから読むと「TICARA(チカラ)」。「食べる人の“力”をサポートできるようなチョコレートを作りたい」との思いで、カカオポリフェノールをはじめ、栄養素が豊富なカカオを使ったチョコレートづくりに取り組んでいます。
障害者雇用にも力を入れていて、裏方の作業スタッフとして活躍。一人ひとりの“力”や思いが重なり、パワーの詰まったチョコレートが、日々のもうひと踏ん張りしたいときに背中を押してくれます。
チョコレートや焼き菓子、生菓子の購入・持ち帰りはもちろん、カフェ利用もOK。テイクアウトもイートインも、入り口入ってすぐの注文カウンターでオーダーするスタイルです。
右隣は工房が併設されていて、作り手の顔が見えるのもうれしいポイント。
親会社でもある建設会社が手がけた店内は、木材のインテリアがナチュラルな雰囲気を醸し出すリラックス空間が広がっています。各席がゆとりを持って配置されているので、周りを気にせずのんびり過ごせそう。
のどかな町の風景を望む窓際の席はおひとりさまに人気。忙しい日々の合間にチョコレートをつまんで、手軽にパワーチャージをするのもいいですが、たまには自分の体調や気分に寄り添ってゆっくりカフェタイムを過ごすのもいいリフレッシュになりそうですね。
・世界各地の厳選カカオ×香川名産・和三盆
同店のチョコレートは、世界中から集めた各産地の個性を楽しんでほしいと、単一産地のカカオ豆のみで作る「シングルオリジン」にこだわっています。カカオ豆本来の力を最大限に引き出せるよう、産地ごとの香りや風味を生かして原材料はシンプルに。甘味に香川名産の和三盆を使うのもこだわりです。和三盆は甘みの輪郭がしっかりしているので、カカオの風味に負けず、コクを引き出してくれるのだそう。
スタイリッシュなパッケージで思わず手に取りたくなるタブレット(板チョコ)は、常時8〜9種をスタンバイ。それぞれの産地や味わいの特徴が表示されていて、試食しながら自分好みの一枚を見つけることができます。チョコレートを知り尽くしたクラフトマンがいるので、どれにするか迷ったら声をかけてみて。
『the BAR Setouchi Lemon』2,500円
カカオ含有率が70%以上のハイカカオチョコレートを多数スタンバイ。抗酸化作用のあるポリフェノールをたっぷり含んだハイカカオは、美容や健康に関心のある人に注目されています。1日25g程度(4〜5ブロック)を目安に、毎日少しずつ食べるのがおすすめとのこと。自分用にはもちろん、ちょっとしたプレゼントにも喜ばれそうですね。
タブレットの中で観光客に人気なのが『the BAR Setouchi Lemon』。苦味と酸味のバランスが良いコロンビア産カカオをベースに、三豊市仁尾町で作られたノンワックスの瀬戸内レモンを贅沢に使用しています。
完熟した瀬戸内レモンはえぐみが少なく、まろやかな酸味が特徴。チョコが口の中で溶けた頃に、爽やかなレモンの風味がふわっと香ります。心地よいレモンの余韻をじっくり味わって。
・“一度食べれば虜(とりこ)になる”専門店が作るカカオスイーツ
『ミニ・テリーヌ』450円、『the TERRINE』3,780円
スタッフのイチオシスイーツはテリーヌ。ベリーズ産カカオのチョコレートと和三盆、生クリームを使ったリッチな味わいが自慢です。
見た目は濃厚そのものですが、ベリーズ産のカカオは酸味があり、しつこくない甘さなのでパクパクスプーンが進みます。お酒との相性も抜群。「大切な人へのギフトは、これをあげたら間違いない」とリピートするお客さんも多いそう。
『キャラメルパウンド』500円
『キャラメルパウンド』はイートインでいただくのがおすすめ。程よく温めたパウンドケーキに、アイスクリームをトッピングして提供してもらえます。
香ばしいキャラメルが香るパウンドケーキはしっとりほろほろの口当たり。生地の中から溶け出したキャラメルソースが、生地とアイスと三位一体となって絶妙なマリアージュを奏でます。アイスの上に振りかけられたシナモンが、ちょっぴり大人なカフェスイーツに仕上げています。
自宅で楽しむ際は、電子レンジ500Wで30秒程度温めるとGOOD。アイスと紅茶を添えて、贅沢なおうち時間を満喫してみては?
・気軽に試せるチョコレートドリンクやソフトクリームも
『Hot Chocolate(左からWhite、Black)』650円
一息つきたいときは、ホットチョコレート×マシュマロで癒やしのひとときを。ガーナとベリーズ産のカカオをブレンドしたチョコレートがベースになっています。
「White」はふわふわに泡立てたフォームミルクに細かく削ったチョコをオン。マシュマロをディップして、溶かしながら味わえば口福感でいっぱいに。「Black」は昔ながらのミルクチョコレートを思わせる濃厚な一杯です。ドリンクはテイクアウトもOK。
『チョコレートソフトクリーム』500円
これを目当てにたびたび立ち寄るファンが多数いるという人気の『チョコレートソフトクリーム』。ガーナカカオを100%使用しています。「チョコレートなのに後味が爽やか…!?」と、良い意味で期待を裏切られる一品。砂糖は一切使っていませんが、チョコレートとミルクが程よい甘みとコクを引き出しています。ドライブの合間の休憩に、お一ついかが?
・併設の「エブリワンズサンドイッチ」も要チェック!
ランチタイムにも気軽に立ち寄ってほしいと、店内にサンドイッチ専門店「エブリワンズサンドイッチ」を併設しています。地元の人気店「スピッツベーカリー」のパンと、産地直送の新鮮野菜を使用したサンドイッチは鮮度抜群!
『B・L・T・E』(2個)660円
一番人気は『B・L・T・E』。ベーコン、レタス、トマト、目玉焼きがサンドされた王道のサンドイッチです。パン生地には粒マスタードとケチャップが塗ってあり、レタスには下味が付いているので、どこを食べてもおいしくいただけます。程よく焼かれたパンがカリッと歯切れよく、野菜のシャキシャキ感も相まって、食べ応え抜群!
しっかりお腹を満たしてくれるサンドイッチから、食後のデザートにいただきたいチョコスイーツまでそろう「RACTI」。ちょっぴり元気が欲しいときや誰かを笑顔にしたいとき、カカオの力に頼ってみては?
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年11月22日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。