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2025.1.23
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【高松】「fragrant(フレグラント)」で植物性の焼き菓子をお供にカフェタイムを♪ 

ことでん瓦町駅から徒歩約3分、ローソンの北隣のビルの2階にある「fragrant(フレグラント)」は、植物性焼き菓子のテイクアウトとカフェ利用ができるお店。クッキーは定番系からスパイスやハーブを利かせたものまでバリエーション豊富。旬の素材を使ったタルトやマフィンなども見逃せません。広い窓から通りを見下ろせる空間も魅力です。

fragrant(フレグラント)

「fragrant(フレグラント)」は、植物性の焼き菓子のテイクアウトや、ドリンクメニューと一緒にイートインも楽しめるカフェ。2016年秋ごろからイベント出店などを開始し、2020年11月にことでん瓦町駅の東口から東へ徒歩約3分、ローソンの北隣にあるレンガ調のビルの2階に実店舗をオープンしました。

店名の由来は、植物のキンモクセイ(fragrant olive)から来ています。活動を開始したタイミングがキンモクセイの時期だったことや、どこかから香りが漂ってくるだけで少し気分が上がるキンモクセイようなお菓子を作れたらという思いを込めたそう。

イートイン可能な店内はガラス面が広く、開放感たっぷりで居心地のいい空間。ついつい長居したくなるカフェタイムを過ごせます。

同店のお菓子の特徴は、バター、卵、乳製品、白砂糖不使用の“植物性焼き菓子”という点。もともとレシピ本を見ては趣味としてお菓子作りを楽しんでいた店主。バターなどの乳製品や卵、砂糖がたっぷりの印象があるお菓子ですが、それらを使わずに植物性の食材だけで作られたお菓子の存在に衝撃を受け、のめり込んでいったのだそう。素材や植物性のこだわりだけでなく、風味も追求して丁寧に仕上げています。

クッキーはシンプルなものから変わり種まで10種類以上あり、どれを買おうかと選ぶ楽しみもあります。おやつとしてはもちろん、店主はお酒が好きということもあって、中にはワインに合うようなスパイスやハーブを使ったものも。焼き菓子に使う素材は、香川のオリジナルブランド小麦「さぬきの夢」や、特産品の和三盆、小豆島産の塩など、地元の素材が身近で手に入れば積極的に利用するようにしていると話します。


素材の風味を存分に味わえる焼き菓子

『アップルパイ』450円

円形のビジュアルが印象的な『アップルパイ』は、シナモンを利かせたサクサクホロホロ食感のクッキー生地がクセになる季節限定品。

リンゴはほんの少しだけ砂糖をプラスしてコンポートに。かすかに感じられる塩気がアクセントになり、素材そのものの風味を存分に味わえます。絶妙な煮具合と上品な甘さが◎。

『酒かすマーブルマフィン』430円

琴平町の歴史ある蔵元・丸尾本店の日本酒『悦凱陣(よろこびがいじん)』の酒かすが出回る毎年12月上旬から登場するのがこちらの『酒かすマーブルマフィン』。マフィン生地に練り込んだ酒かすはガツンと効いていながらも、どこかフルーティーで甘みを感じられる味わい。お酒好きにはもちろん、そうでない人にも食べてほしい一品。マーブル上に入っているココアクリームのビター感やコクもマッチしています。しっとりとした生地は見た目以上にボリューミー。半年ほど販売予定ですが、酒かすがなくなり次第終了です。

『バーチディダーマ』400円

『バーチディダーマ』は、アーモンドプードルを贅沢に使用したクッキーにココアクリームをサンドしたイタリアの伝統菓子。さぬきの夢や米油などでフレグラント流にアレンジしています。アーモンドの風味が豊かな生地は塩が引き締め役となり、ホロホロとして繊細な口溶けがたまらないテクスチャー。

『ホーリーバジルのクッキー』480円

フレグラントといえばコレ!という看板商品である『ホーリーバジルのクッキー』は、ミントのように爽やかな香りのホーリーバジルがアクセント。サクッとしつつ密度のある食べ応え。おつまみ系クッキーかと思いきや、意外にも上品な甘さでスイーツに仕上げられています。

カフェ利用におすすめのドリンク

植物性焼き菓子店を名乗っていますが、牛乳を使用したドリンク提供もしていて、お菓子・ドリンクともにイートインとテイクアウトが可能です。種類によっては豆乳に変更できたり、カフェインレスのドリンクも選べたり、好みのドリンクをどうぞ。

独学でお菓子作りを始める前はカフェ店員をしていた店主。イタリア製のエスプレッソマシン「ラ・マルゾッコ」で淹(い)れる『カフェラテ』(550円)や『エスプレッソトニック』(580円)、フランスを代表するティーメゾンの『クスミティー』(500円)、『いちごのソイスムージー』(680円)など、ドリンクも充実しています。

『カフェラテ』550円

ラテやアメリカーノなどエスプレッソ系のコーヒーは、東京・蔵前のコーヒーロースタリー「コフィノワ」によるシングルオリジンの浅煎(い)り豆を使用。ベリー系を彷彿(ほうふつ)とさせる華やかな風味が特徴です。ハンドドリップコーヒーのみ、同店のオリジナルブレンドも味わえます。ラテは豆乳も選べますが、コーヒーの風味がよく感じられる牛乳がおすすめだそう。

『チャイ ヴィーガン』550円

チャイは“スタンダード”“ヴィーガン”“ディカフェ(カフェインレス)”の3タイプがスタンバイ。“ヴィーガン”はハチミツが使えないのでアガペシロップの甘さがプラスされています。どれも豆乳で作られていてるのが特徴。

チャイ好きの店主が“ベストオブチャイ”と称するオーストラリアのブランド「PRANA CHAI(プラナチャイ)」は、ショウガやブラックペッパーなど、スパイスの風味が鮮烈に広がる華やかさが魅惑的なチャイです。

イートイン用の食器と同じものも販売されているので、実際に使用感を試して気に入ったら購入もOK。テイクアウトした焼き菓子を並べればおうちのカフェタイムがなんだか特別になりそう。

「fragrant(フレグラント)」は、シンプルな素材で味わい深い風味を追求した、バリエーション豊かな植物性焼き菓子が楽しめるお店。駅近で立ち寄りやすい立地でもあることから、デザートや晩酌のお供に持ち帰るもよし。電車の待ち時間をイートインスペースでドリンクを味わいながらゆったり過ごすもよし。思い思いの時間を過ごして。

■詳細情報

■DATA

fragrant(フレグラント)

所在地
香川県高松市塩上町2-9-22 植村ビル2階
営業時間
火・金曜/11:30〜18:00
土曜/10:00〜18:00
※不定期で月曜も15:00ごろから営業

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年12月20日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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